打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

留学

イギリスの保険制度と選挙

イギリスに6年住んでいた私には、ごく自然にイギリス人の友達が沢山居る。 イギリス総選挙が迫る今、SNSでも選挙の話が多くなってきた。私の友人たちが口を同じく言うのは NHSを守るために、保守党には入れるな! です。 NHSって何なのか、保守党は何をしよ…

ナイロビの蜂

同じ映画、同じ本、同じ物語を見ても、以前とは異なる感想を持つ。そんな物語はありませんか? 沢山の映画よりも、何度も同じ映画・本を見るのが好きな私には、そんな物語が沢山ある。 その一つが「ナイロビの蜂(原題 Constant Gardener)」というイギリス…

極度に日本人化する海外生活者たち

長期海外生活をしている人たちの話、第三弾。(第一段はこちら、第二弾はこちら) 長期に渡る海外生活を経験する日本人は、増えてきたとは言え、少数派。これだけ治安が良くて、ご飯が美味しくて、電車が時間通りに来る国から、本気の脱出を試みる人間は多数…

長期海外生活の後、帰国しても続くアウェー感

海外生活が長い人特有の悩み第二弾です。今回は「海外生活長かった人が日本に帰国してから悩むこと」です。 帰国子女、留学、海外に住んでいた理由は問わず共通することは、前回書いたとおり、アイデンティティ・クライシス。その続きです。 海外生活が長か…

長期海外生活者の悩み:危う気なアイデンティティ

先日、帰国子女独特の悩みに関する記事を見た。 「帰国子女って、大学入試も簡単だし、楽してるよね」なんて言われがちだが、彼らには彼らにしかわからない苦悩がある。 単身渡英した私は、厳密に言うと帰国子女ではない。海外生活が長い日本人という点では…

イギリス留学相談を受けます

本日は英国機関のブリティッシュ・カウンシルの英国留学フェアをお手伝いしてきました。 内容は、留学経験者として、留学希望者の相談に乗ることでした。非常に沢山の方が来ていただき感謝です。 高校から留学したい、またはお子さんを留学させたいと考える…

日本米の価値、それに感謝

先日、とある夫婦が子連れでアメリカに旅行した時の話。お子さんは途中からサトウのご飯しか食べなくなったそうで。 海外生活では、日本の白米が、如何に貴重か、という話です。 「子供がサトウのご飯しか食べなくなった!」と聞いた時、私は、大層白米を恋…

科学には英語が適している?

私は、幼少期からの無理してバイリンガル教育は不要だと思っています。不要どころか、気をつけなければ害も大きい。 学費もバカにならないし、インターに通わせる気は更々ないが、今日はちょっと面白い学校の話を聞いた。都内のとあるインターは、「科学を教…

エリート:多様性から一番遠い存在

先日の「真のエリートと偽エリートの違い」の続き、「エリート:多様性から一番遠い存在」と、エリートを切り口から書きます。今回は宗教観から。 最近イスラエルに関する本を読みました。電車で体臭強い人と大きな体格の人に挟まれ、「今日は電車よ隣人運が…

隣人の事情

隣人運って、あると思いますか? 先日の私は、電車での隣人運がなかった。体臭の強い方や体格の大きい方に挟まれて…。 これまでの数々の私の隣人事情を書き出して、気がついたことがあります。 都内を走る電車の中で私は、東京、イスラエル、イギリスへと脳…

「やりたいこと」お化け

「やりたいことが見つからない」と、悩んだことはありませんか? 過去に「やりたい!」と言ったことを、すっかり忘れてどこかに置き去りにしたことはありませんか? 健康になろう!と、ヨガレッスンの回数券を買ったけど、足が遠のき有効期限が切れてしまっ…

真のエリート‐ノーブレス・オブリジェ

エリートとは何か。真のエリートとは何か。 自分はエリートだ!とか特権階級だ!と威圧的な人っていませんか?社会問題や事件に対して、自分は外野という立場から批判・揶揄して、まるで他人事。または人を見下す。 嫌な感じのエリート(インテリヤクザとか…

ホームステイという居候

4 月から朝ドラを見ています。爽やかな雰囲気の 15 分間という手軽さ。こういうささやかな楽しみが大事。 居候生活を余儀なくされる朝ドラの主人公を見て、イギリスにてホームステイという名の居候生活をしていた高校生時代の私を思い出しました。 たとえ実…

旅は、日常を豊かに…

先日の「旅行してプチ贅沢してみたら、ありふれた何でもないものがありがたく感じた」話から、昔私が行った言葉のワークを思い出した。 文は人なり、でも言葉は人じゃない。 間違いなく文章の構成要員は言葉でありそれをどう選ぶのか、に個性が現れる。 従業…

末っ子解放戦線(末っ子の言い分)

二児の母となった今、子供時代の私を育てた親の苦労も垣間見えます。 「あのときはごめん」と「あのとき、お母さんとお父さん、私に対してちょっとひどくなかった??」 そのどっちもが、ふっと心に湧いてくる。 兄弟構成の中の妹・弟側は、実はこんなこと思…

レディーのたしなみ

先日書いた「イギリスにおいてレディーファーストとは、未成年の喫煙者すら行う自然な振る舞いかつ慣習だ」の続編です。 紳士は一人では紳士になれません。レディーファーストは思いやりの表現方法の一つ。相手がいなければ成り立ちません。 紳士の国で過ご…

クソガキ紳士

この世にはレディーファーストという言葉があります。 紳士の国と言われるイギリスに 6年間留学していた私が、私が思う「レディーファーストとは」について綴ります。 レディーファーストってそもそもなんでしょう。物理的に女性に優しくする?それってカッ…

こうやって私は、イギリス留学費を節約できた

セレブじゃない私が、どうイギリス留学を続けたか?の続編です。 前述のとおり、イギリスの大学入学準備期間の学費と大学の学費をあわせると総額3000万円~でしょうか。貧乏じゃないけどセレブでもない私の実家では払えない額でした。 そんな家だったけどね…

イギリスの大学入学のための費用と期間

精神的・経済的な不確定要素がある中、どうやって私がイギリス留学を続けたか?の続きです。イギリスの教育制度に魅了された私はイギリス留学を続けたかった。でも、イギリス国籍もなく納税もしていない家の子供は私立の学校しか通えません。学費がどっっひ…

イギリスの留学生は私学しか行けない?:「お金の問題」

久々の留学体験記です。 留学って、やっぱりお金がかかります。高校生だろうと大学生だろうとそれは同じ。特待生になるほどの秀才ではなかったので、学費や生活費がかかります。私はセレブではないです。もう色んなギリギリラインを通り、留学を続けられたと…

留学体験記:ホストファミリーとの生活② 基本的に「手抜き」料理なイギリス

「イギリスの飯はまずい」というのは本当でもあり、嘘でもある。個体差が大きい、と前回は書きました。 食べれないほど不味いカレーに出会ったことも、「また食べたい!!」と思うほど美味しい料理、どちらにも会いました。 いずれにせよ、イギリスでの家庭…

留学体験記:ホストファミリーとの生活② イギリスの飯は本当に不味いのか。

2年間のホームステイという名の居候生活を経て得た教訓は「一緒に住んでいなければ大概のことは許せる」でした。 「イギリスは飯がまずい」と悪名高いです。実際どうだったのか? 異文化の人間が同じ屋根の下で暮らしていれば、揉め事は起こります。しかし、…

留学体験記:ホストファミリーとの生活①

留学体験記シリーズの続きです。私は17-23までイギリスに留学していました。高校生の2年間は現地家庭にホームステイしてました。 2年間で主に2軒のお家にお世話になりました。2年もホームステイしていたので書くことは沢山あります。 オシャレ~風に言えば…

留学体験記:留学準備は「いい加減」だった

留学体験記シリーズ、今日は「留学準備編」です。 1年コッキリで帰国するつもりが、英国での教育方法に魅せられ、私は6年も居座りました。最終的には大学院まで勉強したイギリス留学でしたが、最初の目的は単なる「人生経験のため」だったので、大した準備は…

留学体験記:6年もイギリスに居たのは、「勉強に対する哲学」がイギリスの学校と合っていたから

留学体験記シリーズです。 前回は「留学したかった訳ときっかけ」を書きました。(この国の行く末を憂う中学生が、ひょんな偶然から留学することに。詳しくはこちら) 今回は「なんで6年も居たのか?」について。 私は最初は1年コッキリの交換留学のつもりで…

留学体験記:留学しようと思った理由ときっかけ

以前も書いたとおり、私は幼少期に一生懸命英語教育するよりも、まずは母語で表現力や文章力を身につけることの方が大事と思っています。だって母語以上のコミュニケーション能力や文章力は、外国語では発揮できないから。留学した先で、色んな人種や言語背…