打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

無痛分娩のススメ③(予想外の利点)

無痛分娩のススメの続き、「予想外の利点」を綴ります。

 

「体力消耗が少ないので回復が早い」というのが私が無痛分娩に期待していたものでした。それ以外にも「おお?!こんな良い側面があったのか!」と感じたのは以下の三点。詳しく説明します。長文なので、要点だけ読みたい場合は太字部分だけ見てください。

 

#1 陣痛中の内診が痛くない

内診とは、医師・助産師が膣の中に手を突っ込んで子宮口の開き具合を確認する行為です。妊娠中は検診でなんども内診されて、あまり良い気分ではないけど慣れてきます。二人目以降となれば特に。

 

が、陣痛中の内診は凄まじく痛い。ただでさえも悶絶する痛みの中(麻酔投下前)、その痛みの根源をいじられる訳です。

 

痛いに決まってるでしょ!!!

 

声にならない叫びとなって、痛みがこみ上げていました。

麻酔投下後の内診はへっちゃらでした。体がリラックス出来たからか、すでに色々と感覚が麻痺していたからなのか。

 

#2 会陰の傷が浅く済んだ

会陰とは膣から肛門までの局部です。

出産する前は会陰を切開する・裂けるなんて信じられない!!と思っていました。が、陣痛の痛みや出産の痛みとは、この局部が裂けても切られても、気がつかない位の大きさなのです。痛みメーターが振り切っていて、測定不可能。

 

経産婦だから産道が柔らかくなっている、二人目の方が若干出生体重が軽かった、ということはあれど、無痛分娩中は、自然分娩のときよりもリラックスしていました。ゆえ、リラックスできて会陰も切らずに、赤ちゃんが産まれて来ました。擦り傷程度で済みました。

 

#3 会陰の傷を縫われている間も痛くない

上記のとおり、会陰の傷は浅く済みました。擦り傷程度。それでも傷なので縫合してもらいました。この縫合って時間かかるんですよねぇ・・・

 

自然分娩の時は、表面に麻酔を塗り縫合されました。麻酔は表面しか効かないので結局超痛かった!!!産後は脳内モルヒネも出きって、精神も落ち着きつつある時。そんな中局部を縫われるのはお産中よりもしんどかったです。

「先生、これいつ終わるんですか。」とぼやいてました。絶対あれは波縫いじゃなくて返し縫いしてる…

 

無痛分娩では麻酔が下半身に効いているので、縫われている間も麻酔が効いています。だから縫合も自然分娩の時ほど痛くなかったです。※全く痛くないわけではありません。あくまで自然分娩との比較です。

 

#4 出血量が少なくて済んだ

2回目の出産にして初めて「お産の本当に怖い所」を助産師さんに教えてもらいました。それは赤ちゃんが出てきた後です。赤ちゃんが出たあと、子宮の内壁から胎盤が剥がれます。そのは完全な傷口状態で、そこから出血するんだとか・・・。20分も出血し続けると2リットル位の血を失い、そのまま死んでしまうこともあるそうです・・・・産後の処置の方が大事なのね・・・・

 

一人目の時は700ml超えの出血、二人目では200ml以下の出血でした。

2回とも私のお産の進みはとても早かったです。急激に進みすぎる人の場合、この産後出血がなかなか止まらないことがあるそう。

 

第一子自然分娩の時、急激にお産が進み、あっという間に産まれた第一子でしたが、子宮がなかなか収縮せず出血量は700mlを超えました。子宮の周りにアイスノンを当てられたり、収縮剤の点滴を打たれ事なきを得ました。

 

第二子無痛分娩の時、麻酔のパワーによりお産の進みが少し緩やかになりました。急激すぎない変化だったためか、リラックスしているためか、出血量は200ml以下で済みました。

 

麻酔を使うとお産の進みが緩やかになります。私みたいに急激に進む場合には、麻酔は有効だと思います。逆に微弱陣痛の場合は、ますますお産の進行が遅れるので、無痛を希望しても麻酔を使えないこともあります。

 

「もうお産やめる~!!」と陣痛中に言い放った知人がいます。彼女は陣痛が5分間隔から進行しませんでした。ゆえ、いくら希望しても麻酔を使えませんでした。ちなみに5分間隔とは登山で言うと雲がかる景色が見えない高さで右往左往してる状態です。地獄。。。。

 

 

#5 産後のトイレが快適

自然分娩の時は会陰が痛すぎて、毎回トイレに行くのが恐怖でした。縫われた傷跡に尿が沁みるのです・・・・・あまりの痛さにウォッシュレットも使えず、滅菌された洗浄綿で毎度毎度拭いてました。洗浄綿はトイレには流せないので地味に面倒くさかった。だってトイレって一日に何回も行くんだもん。

 

無痛分娩の時は会陰の傷が浅く済んだので、産後の用足しには苦労しませんでした。分娩直後からもウォッシュレットが使えて、とっても快適でした。

 

 

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痛みを和らげる =体力を温存する、という以外にも、無痛分娩には様々なメリットがありました。お産は人それぞれ、会陰の傷の深さ、陣痛の強さ、同じ母体でも同じお産は一つとしてありません。

だから全員がこれらのメリットを感じられるとは限りません。けれど、こんな良い側面もある、ということを記しておきます。

 

 

ここまで情報が揃っても、それでも無痛にするか否か、ってやっぱり迷うと思うんです。あくまで私の話は一例にしかすぎない。

 

次回は「私が抵抗なく無痛分娩を選択できた訳」を紹介したいです。