打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

一人目と二人目の違い(ツワリ編 何が辛いって妊娠中が一番辛い)

二児の母となり、同じ両親で同じお腹から出てきたのにこんなに違うんだなー、と感じる部分が沢山あります。そんな一人目と二人目の違いも書いていきたいです。今後お子さんが欲しい方や二人目を考えてる方のご参考になれば幸いです。

 

今回は妊娠中のツワリについて。皆さん、ツワリや妊娠中の辛さを甘く見てはいけません‥‥

 

ツワリは胎児によって酷さも中身も違います!私の実体験を語ります。

 

一人目でツワリが軽くて楽勝だったー☆みたいなお母さんでも、二人目も軽いとは限らないんです。

 

私は一人目も二人目も軽くはなかったですが、それぞれ症状がまったく違いました。↓

 

長女れーちゃんのとき

  • とにかく眠い 夜8時(!)就寝しても日中もいつも眠い
  • 今まで大好きだった肉が食べれなくなる。まるで菜食主義者のようにお豆腐やチーズなどでタンパク質を摂取していた
  • 吐き気はほぼ無いが、常にお腹がゆるい
  • 電車移動も旅行もなんとかなったが、とても疲れやすい

 

次女ワカメちゃんのとき

  • 常に気持ち悪い。吐き気にしょっちゅう襲われる。吐き気から逃げる方法が眠るしかなく、とにかく眠っていたかった。
  • 妊娠中は免疫が下がってるため、風邪をひきやすい。れーちゃんが保育園で拾ってくるばい菌に毎回感染した。ノロウイルスも含む。
  • ご飯の炊ける匂いなど、多くの食べ物の匂いに吐き気を覚える。犬並みの嗅覚に。
  • 吐き気のせいで食欲がなく、アクエリアスなどで栄養補給
  • 徒歩以外の移動がすべて気持ち悪い。15分以上電車や車に乗ってると酔ってくる
  • 尿蛋白が度々検出される(栄養不足か腎機能低下)
  • 後期は息苦しい!れーちゃんのときの比ではない。

 

色々ありますが、妊娠初期の強い吐き気と後期の息苦しさから、遥かに二回目の妊娠中の方が辛かったです。なんせれーちゃんを子育てしながらの妊娠なので、自分のペースでは休めなかった。ばい菌のデパートである保育園からの菌に私は侵されっぱなしでした。

 

 二回目の方がツワリは楽!なんてのは迷信で、胎児ごとに違うと思います。

 

  • 一人を産み育てたことによる体のダメージ
  • 短くとも母体も年老いてる
  • 上の子の世話もある
  • 仕事をしてれば社会的責任も大きくなってる

こんな理由から、二人目の妊娠の方がハードだと思います。

 

 

妊娠するまでは、私は普通にお仕事も日常生活も送れると思ってました。産休までは今までどおり働けるぜ☆と。今考えると恐ろしい勘違い…

 

妊娠中ツワリもあまりなく元気に動き回ってる妊婦さんもいます。でも、そんな人ばかりではないし、無理して入院する人も。

 

妊娠中も産後も、それ以前と同じように、働け! というのは無茶な話。「働く」というのは職場でお給料を貰うだけでなはく、家事だって同じこと。体内で、体外で人間を一人育てるというのは、かなりの重責だし肉体労働。その肉体労働もしながら妊娠前と同じに働くなんて、資本主義が作り出した都合の良い幻想だと思う。

 

完璧主義者な私は、妊娠中に体が動かす休んでることが多かった。「元気にお仕事してる妊婦さんもいるのに‥‥」とそんな人を羨んだり、自分が何かをサボってるみたいだ、と自分を責めたりしてました。

 

体が不安定なんだから、精神不安定になるのは当たり前。家族から帝王切開の許可が降りずに臨月で自殺してしまう妊婦さんもいるほど、不安定なんです。

 

「私ってこんなに不安定で体力もなくて何もできないの??こんな人間に変わっちゃったの?もう元には戻れないの?」

 

妊娠中は我慢のキャパがすり減ってて、長女れーちゃんにも冷たくなっちゃったり、すぐに怒ってしまったり。

 

自分の人格が根本的に変わってしまったのか‥‥と嘆いてました。産後に元の人格に戻れたときの安堵感と言ったらありません。

 

今思えば本当に妊娠している間限定の話で、産後には終わる話なんだけど、その渦中にいる間は、そんなことを冷静に理解できない。だって「妊娠中である」という状態からは、出産するまでは逃げれない。24時間、何ヶ月も何ヶ月も。

 

 

産後ももちろん寝不足だし、極部を縫うような傷を負い、出血もしてて骨や体はボロボロだし、ナーバスになりやすい。けど、私にとっては何が辛いって、妊娠中が一番辛かった。

 

哺乳瓶を拒否され、母乳しか飲まない赤ちゃんの子育ても一種の牢獄だけど、妊娠の方が本当に逃げれない牢獄だった。

 

マタニティマークを付けてると攻撃される、なんて話も聞いてたし、電車で本当に座りたいとき以外はマタニティマークをつけなかった。妊婦であることを隠せるものなら隠して生活したかった。もし襲われたりしたら…と心配だった。物凄く大事なものをお腹に抱えてるのに、全力で戦うことも走って逃げることもできない。一番の防衛が「隠す」ということだった。

 

生まれた後は隠しながら赤ちゃんを連れて歩こう、と思ったことはない。もし仮に襲われたりしても、我が子のために、自分の全力で戦ったり逃げたりできる。それに赤ちゃんに微笑みかけてくれる温かい人も沢山いるのだ。

 

私はちょっと神経質だったのかもしれないけど、動物の本能からなのか、妊娠中はこんな心境でした。

 

避妊の話も大事だけど、妊娠や出産、そして子育ての現実をこそを保健体育とかで教えて欲しかったなぁ。

 

そしたら親にももっと早い段階から感謝もできるし、ましてや妊婦さんを攻撃しようなんて心も抑止できると思う。

 

「こんな大変なお世話をお母さんや誰かにお世話してもらいながら、自分は生まれ、大きくなったんだ」

 

自分が親になるまでそう思えなかった。もっと小さい頃からこの苦労を知っていれば、反抗期だった中学生の頃だって、もっともっと感謝の気持ちで接することができたかもしれないのに。今からだって遅くはないけど、なんだか勿体なかったなぁ、と思う。

 

 お母さん、ありがとう。3人目の子供である私は、飽き飽きうんざりさせてしまったこともあるだろう。

 

それでも私がここにいるのは、お母さんのおかげである。

 

いつか、れーちゃんもワカメちゃんも、私にこんなこと言ってくれたら…いや、思ってくれるだけでも、母としては救われるのかもしれない。

 

そんなことを忘れられてしまう。母親の悲哀ってのは、私だけじゃなくて、母も感じてたのかな。

 

恩知らずな娘です。

 

それでもね、やっぱり伝えたいよ。

 

「ありがとう」って。