今日は子供の高さの視線に立つことで、良いものが見れました。
いつもは保育園から帰ると、れーちゃんはNHK教育テレビの「いないいないばあっ!」の録画を見ながら、お料理ができるのを待ちます。
「いないいないばあっ!」は大好きで、大抵はを見ている間は大人しくしているのですが、今日はご機嫌斜めで「今すぐご飯食べなきゃ嫌!」みたいになってました。
と言ってもご飯はまだ完成していないのだ。今日はパパが一生懸命作ってる最中だった。
でもれーちゃんのご機嫌斜めっぷりは半端ない。
色んなおもちゃや遊びを提案したが、全て拒否!
えーー…親としては「いないいないばあっ!」は必殺技だったのに効かないとは困った…
唯一受け入れたのは「お散歩」。
ワカメちゃんはもう寝てるし、料理中と言えどパパが家に居るので、私とれーちゃんは短いお散歩に出かけました。
「お散歩の間はママの言うことをよく聞くのよ!!」
そう丁重にお約束してお散歩。
近所の神社まで行きました。
と言っても、もう日も傾いてるし、境内は鍵がかかっていて入れません。閉まってるのをみて、れーちゃん少しガッカリ。
「神様も夜になったらおねんねするんだよ。朝になったら会えるからね」
しゃがみこんで、れーちゃんの目線を合わせてそう伝えたとき、綺麗なお月さまが見えました。
神社の屋根と、木の葉の上に三日月が。
れーちゃんの高さまで、しゃがみこまないと見えない美しい光景でした。
元々はれーちゃんの愚図りから、夜のお散歩に行くハメになりましたが、良いものが見れました。
良くも悪くも、「いつもと違う」ことがあると、いつもと違う風景が見える。
子供の高さの視線に立つと、同じものでも全く違って、美しく見えたりする。
そんな当たり前のことを、身に沁みて実感できた夜でした。
人生の総合我慢量は変わらないのと一緒で、悪いことがあるとその分良いこともあるんだなぁ。
悪いことの分の良い事を、ものの一時間以内で味わえるなんて、本当はラッキーだったのかもしれない。