我が家の長女れーちゃんは2歳、次女ワカメちゃんは0歳(4ヶ月)。
ワカメちゃんが生まれたての頃は、わかりやすく赤ちゃん返りしていたれーちゃんですが(離乳済みなのに、哺乳瓶でミルクを飲もうとしたり)、最近は落ち着いてきた。
まあ、赤ちゃん返りというか、2歳なんて本当はまだ赤ちゃんだもんね^^;
そう思える位、親もれーちゃんも、ワカメちゃんが居る生活に慣れた。
とある日、朝保育園に行く前、れーちゃんは上着を着ようとしてました。いつもは立ったままささっと腕を通すのに、どーーーしても寝っ転がったまま上着を着たかったらしい。
「れーちゃん、立って着ようよー。いつもそうしてるじゃなーい。(寝ながら着ようとするなんて時間かかる!!早くして〜!)」
「寝ながら着るの!!!」
こう言い張る。
なんとか寝っ転がりながら、上着を着れて満足気。
なぜわざわざやりにくい方法で着ようとするのか、謎だった。
そして次の日もまた、上着を寝っ転がった状態で着ようとしている。そんなやりにくい方法で!出掛けの忙しない時に!
私は気づいた。
私はその時、ワカメちゃんにも上着を着せていた。
「ワカメちゃん、お手手を通しましょうね~♪」
ワカメちゃんは、ママにこんな事を言われながら、寝っ転がった状態で服を着せられてる。まだ4ヶ月だもん。立ったり座ったり出来ないからね。
そうか、れーちゃんはワカメちゃんみたいにお洋服を着せて欲しかったのか!
と気付きました。
「れーちゃん、ママの所においで。その上着を着せてあげるから。」
「れーちゃん、お手手を通しましょうね~♪」
ワカメちゃんにやるのと同じ様に、寝そべった状態で上着を着せてあげたら、とーーーっても満足そうでした。
「妹と同じようにしてもらいたい」という希望をママに気づいてもらえて、それが叶って嬉しかったよう。満足したのか、その日以来寝そべった状態で上着を着ようとすることはなくなった。
れーちゃんが哺乳瓶を欲しがらなくなったのも同じかな。満足したから、もう辞めたのかな。
「妹だって、上の子同じことがしたい!」
私自身は妹なので、ワカメちゃんがいずれそう思うのは当然と思っている。
けどね、それに匹敵する感情が上の子にもあるんだ、ということは分からなかった。
「下の子と同じようにしてもらいたい。」
同じように哺乳瓶を使ってみたけど、飲みにくかった。
同じようにお洋服を着せてもらったけど、結局自分で立って着るほうがやりやすかった。
望んたとおり、下の子と同じようにしてもらって「赤ちゃん扱い」されたら、その不便さに気づいたのだろうか。
子供が本当に望んでることがなんなのか、見極めるのは結構難しい。イライラしている時なんかはそれが見れない。
病気中の育児に爆発しちゃったりするけど、やっぱり落ち着いて観察すると子供のことがよーく見えて来る。
乳幼児時代のお洋服は、すぐに成長してサイズアウトしてしまう。
きっと来年は見ることのない冬物の上着たちが、それを教えてくれた。
春も秋も花粉症だし、夏は暑いし冬は寒いけど、この国に四季があってよかった。
常夏の土地でコートが不要だったら、こんなことに気づけなかったかもしれない。
四季を生む地球の地軸の傾きに、太陽に、感謝する夜。