他の女の名前
ふと、自分以外の名前で呼ばれてしまったこと。
多くの人が経験してるのではないでしょうか。
「花子!…じゃなくて、桜!」
三姉妹の末っ子である私は、姉の名前で呼ばれてしまったことが何度もあります。そう、別の女の名前です。親にね。
それが日常茶飯事なので、いちいち激昂なんてしませんでしたが、あまり気持ちの良いものではありませんでした。
なんで間違うのかなー?!っていつも思ってた。
二人の親になってみて、あら不思議。私も娘たちの名前を間違って呼んでしまうことが多々あるじゃありませんか。次女ワカメちゃんを、「れーちゃん」(長女)と呼んでしまう。
「れーちゃん、おむつ替えよ!…じゃなくてごめん、ワカメちゃんだ!!」
私の親に、悪気が全くなかったことが、本当にわかる。
れーちゃん、○○しようね
れーちゃん、△△に行こうね
れーちゃん、それはダメ!!
ワカメちゃんが生まれて来るまでの間、「れーちゃん」って何百回も何千回も口にしてる。何万回かも。
トータルで見たら、第一子である「れーちゃん」と口にした回数は圧倒的に第二子より多い。
それぞれ愛を込めて、一生懸命つけた名前だ。二人ともどっちも愛してる。単純に口にした回数の違いで間違えやすいのだ。これは第二子以降の宿命なのかもしれない。※「れーちゃん」の代わりに「ワカメちゃん」と言ってしまうこともあり
結婚したての頃でしょうか。ある朝、主人が寝ぼけて目覚ましを探しながら、言うのです。
「ビーナス、ビナちゃん!」(仮名)
おっと?私は「かおり」で、「ビナちゃん」でははい。 「ビナちゃん」は主人の妹だ。
私と出会う前はチャラチャラしていた時代があると思われる我が主人。間違って出できた名前が、妹の名前でよかったね。リアル他の女の名前でなくて(笑)