打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

夢か家族か?どっちを選ぶ?

夢を追っている。仕事がある。

自分のしたいことを、したい。

家族もいる。 

どっちも大事にしたい。どっちかなんて、選べない。選びたくない。

 

そんなジレンマを抱える人々に、ぜひ見てほしい映画があります。「リメンバーミー」というディズー映画です。

 

見て良かった、もう一度見たい、と強く思う作品でした。

 

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夢と家族の間に立つ少年の冒険物語です。家族を大切に思ったことがある方なら、心打たれる作品ではないでしょうか。

 

 

簡単にあらましを。※ネタバレがないように気をつけて書いてますが、ないとは言い切れません!

 

メキシコに住む少年、ミゲルは音楽や歌うのが大好き!彼は家族も大好きですが、一つだけ問題が。

 

ミゲルの愛する家族は、とある理由から音楽が大嫌い。歌うことは愚か、空き缶を叩いてリズムを作り出すことすら許されていない。だから、こっそりとギターや歌を続けるミゲルでしたが、ある日家族に秘密がバレてしまいます。

 

自分の夢を、楽しみを理解してくれない家族に絶望し、ミゲルは家を飛び出します。

 

その飛び出した先で何が起こるのか?詳しくは本編を見てくださいね。予告編はこちら↓

 


映画『リメンバー・ミー』日本版予告編

 

 

 

夢を追っている。仕事がある。

自分のしたいことを、したい。

家族もいる。

 

どっちも大事にしたい。

どっちかなんて、選べない。選びたくない。

 

子育てもしたい。お仕事もしたい。こんなジレンマって、あちこちにあるのではないでしょうか。

 

今は育休中と言えど、私にもこのジレンマはあります。常にこのジレンマと戦っています。しかも、結構低次元なジレンマです。

 

れーちゃんが0歳の頃、赤ちゃんと過ごすだけの毎日で、「自分」が消えているように感じた。

 

3年前の私は思ってた。早く復職したい、けど、まだ赤ちゃんのお世話は大変だし、赤ちゃんのれーちゃんと接する事ができるのは今だけだ。しかし…こんなに赤ちゃんとの生活が大変なんて、なんで私は子供を持とうとしたんだ??

 

2年前の私は思ってた。二人目の子供は欲しい気がする。でも、それはまたあと一年以上(育休+悪阻で働けない時間)もキャリアに穴を空けることになる。それっていいのか。私の仕事人生はこれにて終わるのか?

 

1年前の私は思ってた。辛い辛い妊娠期間を経て、主人や母など周りに支えられてやっとの思いで生まれたワカメちゃんはかわいい。

けど、この子の存在は、この子を生んだことで私のキャリア復帰は更に遠のいたし、仕事の仕方も忘れてしまうかもしれない。

 

今の私は思ってる。育休を取ったりと、かなりしっかりと支えてくれる主人がいる。それは嬉しいことなんだけど、その分「こんなに協力的な夫がいるんだから、もっと頑張りなさいよ」と言われる(かのような)プレッシャーを感じる。そんなプレッシャーのなか、「私は二人の子供を持とうとした事自体が分不相応だったんじゃないか」って。

 

 

いつも「自分」のしたいこと、「家族」を大切にすること、私にはどちらもを満足行くまでに全うする体力も時間もない。そして、打たれ弱い私には、何よりも精神力がない。

 

自分のリソースは物凄く限られている。

だから、選ばないといけない。

 

仕事か、家族か。

夢か、家族か。

 

映画の中で、選択を迫られるミゲル。色んな葛藤を経て、危険な思いもして、最後の最後には自らの意志で、家族を選ぶんです。

 

自分の夢や、やりたいことがある。

良いことですよね。夢を持てるって素晴らしいし、叶えたい。誰しもそう思う。

 

だけど、家族を見捨てて、夢を叶えた所で一体どれほど幸せになれるのでしょうか。

 

夢に向かって邁進している間は、全速力でそんな気持ちを無視できるほどのスピードで駆け抜けられるかもしれない。

 

でも、その「夢」を叶えたとき、気がつくのです。

 

 

その夢のために、一体自分は何を置き去りにしてきたのだろう、と。

 

応援してくれる。

夢が叶ったときに「良かったね、おめでとう」と喜んでくれる。

夢破れた時に、「頑張ったね。くやしいね。」と一緒に泣いてくれる。

 

本来の家族って、そういう存在。そんな人達の気持ちを考えず、夢を追ったり仕事をした所で一体何になるんだろう・・・・と。

 

 

どんな道を選んでも構わないと思います。どんな道だって正解だし、すべて間違ってるかもしれない。

 

間違っちゃいけないのは、家族や自分自身とよく向き合ってから、自身の意志で答えを選ぶこと。

 

夢を選ぶことになってもいい。

家族を選ぶことになっていい。

 

どんな選択肢だって、それは自分の意志ですること。大切な人である家族ときちんと話し合い、お互いが納得するまで向き合うこと。それが大事だな、と思いました。

 

まぁーいくら向き合っても折り合いがつかない事だってありますよね。「これ以上はもうどうしようもなかった」という所まで話し合えば、一種の諦めという納得をすることもできるかと思います。

 

私見です。この映画を見て、どっぷり子育て中の私は「家族よりも大事なものってないんじゃないか」ってことです。

 

大事にする方法は人それぞれ。何が嬉しいか、も人それぞれ。自分は何ができるか、何をしてもらった時「大事にされてる」と感じるのか。

 

家庭平和のためにはそれを良く知ることが肝要。

つくづく夫婦って、家族って人生勉強。。。

 

 

 仕事と家族の間に立つ人、特にお父さん方に見て欲しいな、と思う映画でした。

 

映画館で泣いたのなんて久しぶりでした。

 

 

追記 主人も私のススメで見てきました。涙なんてほとんど流さない主人がポロポロ泣いたそうです。