要領の良し悪しって、生まれつきな部分もあると思う。要領が良い次女ワカメちゃんと不器用な長女れーちゃん。
ワカメちゃん、貴女はその要領の良さはどこで学んだの。れーちゃん・・・まるでママ(私)みたいだよ。。。。
要領の悪さってのは、「善行をしようとしたのに、意図を理解してもらえず怒られたり嫌われたりしてしまう」ってことなのかなぁ。
ワカメちゃんは要領がよい。前述のとおり、彼女はおじさんキラーでもある。この世を牛耳っているおじさん転がしのスキルを、 1 歳、いや 0 歳時から持っているとは驚きだ。ママは既に、同じ土俵にすら立てていない。おじさん以外にも、保育園の先生が見ていることを確認した上で同級生の帽子の向きを直してあげようお世話を焼いたり、アピールが上手なのか。
既に母よりも世渡り上手な次女ワカメちゃんを見て思う。
「ワカメちゃんよ、なんて貴女は要領が良いのか。羨ましい・・・・」
かたや、れーちゃん。正直要領が良いとはいえない。マジで私みたいだ(汗)
例えばれーちゃん、ワカメちゃん、パパの3人でお風呂に入ってるときのこと。ジョーロなどのお風呂用のおもちゃがいくつかある。
いくら要領が良いとは言え、ワカメちゃんはまだ1歳児。手先はまだ器用ではない。ジョウロの中にひっかかってしまったおもちゃを取れず「ゔーーー」と不満気に唸ってた。
れーちゃんはそのジョウロをワカメちゃんの手から奪い、「人が使ってるおもちゃを横取りしたらいけません!!」とパパから怒られてしまったれーちゃん。
れーちゃんはおもちゃの横取りを意図していなかった。ワカメちゃんが取ろうとしているジョウロの中のおもちゃを、代わりにやってあげようとしていたのだ。姉としてワカメちゃんのお世話をしようとしていたのに、意図が伝わらず、状況判断だけで「おもちゃ取った悪い子」判定されてしまったのだ。
意図が伝わらず、良いことをしようとしているのになぜか怒られたり嫌われたりする。そこに小さな私(母)が出現したのかと思うほど、れーちゃんは母親にそっくりだ。
意図が伝わらないと、善い行いのつもりでも怒られたり嫌われたりしてしまう。思いが伝わらなかったこと、怒られてしまったことが悔しいのか哀しいのか、泣きわめくれーちゃんをヨシヨシと抱きしめながら思った。
「れーちゃん・・・・なんて貴方は要領が悪いの。私みたい。」
れーちゃんはパパにそっくり。特に生まれたばかりの頃は、そこにミニチュア主人が居るのでは?と思うほどだった。成長して社会性や人間性が垣間見えるようになると、「ああ。。。私の子なんだな」って感じる。
ダメな子ほど可愛い、とかそういう言い方もある。私は「ダメな所こそ、自分の子だなぁ」と感じる。短所ってのは「私とは何か」というアイデンティティを作る大事な土台なのかもしれない。