打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

旅は、日常を豊かに…

先日の「旅行してプチ贅沢してみたら、ありふれた何でもないものがありがたく感じた」話から、昔私が行った言葉のワークを思い出した。

 

文は人なり、でも言葉は人じゃない。

 

間違いなく文章の構成要員は言葉でありそれをどう選ぶのか、に個性が現れる。

従業員個人≠会社、だけど、従業員の集まり=会社、みたいな構図と似てるかな。

 

名言の虫食い穴埋め。文字数制限はありません。あなたなら、〇〇に、何を埋めますか?

〇〇の旅とは、新しい〇〇を探すことではない。新しい〇〇で見ることなのだ。

 

 

私の解は

人生の旅とは、新しい光景を探すことではない。新しい視野で見ることなのだ。」

 

と書きました。20年前と比べると、大分自身の発想が変わったなぁ…、と自らが思います。

 

10代の頃は、「普段体験できないこと、見れないものを見る!」と思ってた。でも、今は違う。考えが変わったのは、6年の留学生活中です。

 

イギリスに 6 年住んで、貧乏学生ながらもイギリス国内やヨーロッパを旅行したり、各国からの人を見たりしてきました。(その旅行が如何に貧乏だったか、はまた別途書かせてください。)

 

あちこち旅先に行っても、どんなに遠くに行っても、「どこに行っても結局人間ってのは同じなんだな」と感じるようになりました。

 

私の大好きな小説「ショコラ」、にあったフレーズが、頭をよぎりました。どこにも定住せずに旅を続ける母娘のセリフです。「人間は(どこに行っても)同じだ」。私も同じ心境になるとは、なんだか不思議。

 

 
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大自然や遺跡、この世には多くの絶景があります。見てみたい、と願うものも沢山あります。

 

光景は違えど、各場所にいる人間は、違う考えや文化があるんだけどその根っこにある部分は同じだ、といつしか感じるようなりました。

 

旅って、もちろんしている間も楽しいし感動する。でも帰って来てからが、旅の本当の意味を噛みしめるときかもしれない。

 

二児の母になった今、旅とは、「いつもとは違う視点で物を見れるようになる」ためのものだ、と今は思う。

 

都会に住んでると忘れてしまう。 暗闇では月明かりがどれほどありがたいのか、とか、空が広いだけで開放感がある、古代人の偉大さがあって今がある、とか。

 

自分の日常にはないものを求めて、人は旅する。旅先での景色や体験から、「本当は近くにあったけど、今まで気づいてなかったもの」に気づく。今までの日常が、ほんのちょっとだけ、豊かなものに思える。

 

子連れ旅行って、疲れます。子供が全然寝ない=私も寝れない、とか旅先で体調悪くなったりとか、チャイルドシートにお漏らしされたりとか、トラブルも多々。

 

でもね、腰が重い私でも、先月は旅行して良かったと思います。

 

ちなみに、私の解は偶然にも、言葉の虫食いワーク出題元となったプルーストの名言に近かった。

 

発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。

 

著名人と同じことを考えてた!なんてちょっとムフフ😁。が、ごめんなさい。私はプルーストさんの小説は 1 つも読んだことがないです。読書リストに追加すべし。

 

小説の中にも、新しい視野を見つけるヒントは沢山ある気がする。ハラハラドキドキは日常生活だけで充分!と起承転結が激しい話を見れなくなっちゃってるが、またそういう小説やドラマを見る精神的体力をつけたいなぁ。