打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

2人乗りベビーカーの旅路

育児道具っていうのは、ほんのわずかな時間だけ必要でその間はとても役に立つものが多いです。抱っこ紐や哺乳瓶は長くても2年、ベビーカーも長くて3 年ほどでしょうか。

 

短期間のみの使用だから、新品を買うには勿体無い…とお下がりや中古品を買ったりいただいたり、私自身もお下がりを譲ったり。

 

2歳差育児において、ものすごく私を助けてくれた 2 人乗りベビーカー。使わなくなって1年以上経過。棚に入りっぱなし。

 

その感慨深い二人乗りベビーカーをやっと手放すことにしました。先日 3人目が生まれたという友人にプレゼントしました。

 

我が家では無用の長物と化した2人乗りベビーカー。お嫁入り先では大の戦力!新しく活躍できる場所を見つけてくれて、持ち主として私は嬉しい。

 

これまではここで活躍してイキイキしていた。けど、今は?

 

そう問いかけることはとても大切なんだな、とベビーカーが教えてくれました。

 

あの 2人乗りベビーカーには本当にお世話になった。

 

長女れーちゃんが歩けるようになってても、「そのベビーカーは私の!!」と妹に取られる嫉妬や不安があった。それを取り除いてくれた。

車道に飛び出すことが危ない、などの認識がまだ弱い2歳児のれーちゃんの手を繋いで、次女ワカメちゃんも一緒に出かけることは至極神経を使った。生死に関わるから。ベビーカーは娘2人をそっと抱えて、私の心もずいぶんと楽にしてくれた。

2人で前後に並んで乗っていると、楽しかったのか、2人はよくベビーカーの上でケラケラ笑っていた。

 

あの姿を見ることは、もうない。

寂しい気持ちとかではなく、「ああ、もうあの光景は見れないんだ」と思うと、心にずっしりと来る。

 

「早く終われ、早く人間になってくれ、こんなのいつまで続くの」

 

そう思ってる時間は97%。

 

私たち家族にとって、欠かせないものだった。そんなあの子は、新天地を見つけた。

 

過去の栄光や思い出にしがみつかないで、今自分にとって居心地の良い場所を探すことは、物にとっても、人にとってもきっと大事なことなのだろう。

 

物に対しても親心を抱いている私は、変人なのか、ノスタルジーなのか。

 

2人乗りベビーカーちゃん、本当にありがとう。

 

新生児おむつからも、昔似たようなことを思ったっけ。2 度とは来ないこの今の時間を、大切にしよう

 

子供の成長やサイズアウトが早くて、お気に入りアイテムにさよならする日は突然やってくる。何度も何度も、さよならをする。

 

そんな機会を沢山、短期間で与えてくれる。子供たちって、親にさせてもらってることって、凄いことなんだなぁ。