子育ては、本当に様々な体験をさせてくれる。
何回おむつ替えをしたのか、何回ママチャリに子供を上げ下ろししたのか、何回飯を食べさせたのか、何回仕上げ磨きしたのか。もはや数える気にもならない。
何事も回数を重ねるほど、上達はするもの。最近の私は、目薬力が上がった。
目薬を通して、思いがけず、諸行無常を学んだ。
半月ほど前、次女ワカメちゃんのクラスでは目の病気が流行っていて、念の為ワカメちゃんも眼科医に見てもらったり、お休みさせたりもしました。
「アレルギーっぽい」と診断され、目薬を射す日々。アレルギーは人に伝染らないけど、手入れは必要。
「目薬するよ〜」と言うと、ワカメちゃんは、ママのお膝まで来てくれます。羽交い締めにしなくても目薬を使えるなんて、お利口さん♡…とか思ってたら、ぎゅっとぎゅっと固く目を閉じて笑ってるのです。
目薬をさせません。
なんとか目を開けてもらったり、できなきゃ私がこじ開けるのですが、目薬が登場する前にまた目を固く閉ざし…。
一番搾りの顔みたいに、固くを目を閉ざす。
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こんなことの繰り返しで、せっかくの目薬が大分無駄になりました。
が、これも繰り返してると、私の目薬スキルも上達した。目をこじ開けたその一瞬に目薬を垂らせるようになったのです!!
目には全く入らず、頬をつたる目薬の量は減り、目薬格闘タイムも短縮された。
密かに私は自分の上達っぷりを褒めた。
その頃には、もう目薬は底をつき、ワカメちゃんからアレルギー症状が消えていた。
上達してマスターした頃に、不要になるスキル。不要になり、また目薬生活に入る頃には、きっとすっかりやり方を忘れてるだろう。冒頭に書いた「諸行無常」感を感じるのはここです。
子育てで身につくのはそんなスキルの集まりかもしれない。
結論:
- 何事も、ある程度回数を重ねると上達する。
- 上達したころには、そのスキルが不要になることも多い。
- どんな小さな事でも、上達したら自分を褒める方が楽しい。
どんなことでもいい。みなさんは自分を褒めてますか?