打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

架空のお友達「くっちゃん」

子供って、なんで、ほんの些細な事に体を張って泣き叫ぶほどこだわれるのか?

 

そんな疑問を抱き、子供たちのエネルギーの大きさに驚く毎日です。

 

親にとっては「そんな事」だったのが、なぜか長女れーちゃんには重大事だったらしい。そんなお話。

 

 

先月、主人は出張で北海道の倶知安(くっちゃん)に行きました。倶知安と言えば、中学受験の塾で、「読めない地名」として習ったこと以外全く知りません。くっちゃんってどこなの。

 

まあ、東京から倶知安に行くのも半日近くかかって恐らくもう二度と主人も行かないそうな。不便過ぎて行きたくないとか。

 

出張から戻った翌日の夕方、娘たちはパパとお風呂タイム。楽しそうだなー、と私は一息リビングで休憩してたら、なんだかお風呂からギャンスカ泣き声が聞こえるではないですか。  

 

その時の会話(阿鼻叫喚付き)を再現します。

👨=パパ、👧=長女れーちゃん

 

👨 パパ昨日、くっちゃんに行ったんだー。

👧 !!れーちゃんもくっちゃんに会いたい!

👨 パパは嫌だ。くっちゃんにはもう行かないの。

👧 れーちゃんもくっちゃんと遊びたいぃぃぃ

👨くっちゃんは人じゃないの!だから会えないの!パパは遠いからもう行きたくないの!(話が通じなくて、堂々巡りで若干キレ気味)

👧 パパずるい〜!!れーちゃんも会いたいぃぃぃ

👨 パパは行かないの!れーちゃん一人で行けばいいじゃん(泣き声がお風呂に反響して、そろそろ本気で我慢ならなくなった)

👧 うわぁああぁあぁ

 

 

謎の押し問答が、我が家の浴室内で繰り広げられていた。この姉の泣き叫び声が響き渡る浴室で、次女ワカメちゃんは黙々と一人でお風呂おもちゃで遊んでる。二人目はメンタルも鼓膜も丈夫なのか。(※ワカメちゃんは謎のお風呂嫌いもすっかり治りました

 

 

くっちゃんなんて見た事も聞いたこともない架空のお友達。くっちゃんと呼べる様な長女のお友達も実存はしていない。

 

そんな人に会いたい、そんな人と遊びたい、と、ここまで体張って泣き叫ぶ。

入浴中は当然裸なので、泣きながら割れてる腹筋を目の当たりにし、れーちゃんのエネルギーの高さを感じる。

 

そのエネルギーを、ぜひ違う所に振ってほしいもの。

 

浴室内での阿鼻叫喚は、本当にやめてほしい。こっちの鼓膜が破損しそうだ。

 

 

私が一番不思議なのは、れーちゃんの耳の作り。れーちゃんは、結構音に敏感で、大音量の音楽や強風の音が苦手なのに、自分の叫び声だけはうんぬん言わない。

 

内なる声は、全く違う聞こえ方をしているのか。まだ、私の腹の中にいた頃、私が悪阻が辛いとかこぼしていた弱音を、一体どう聞いていたのか、知りたいけど、知りたくない。

 

そんな雨の夜。