お手伝いする。それは、子供にとって自分の役割を考える始まりかもしれない。
家事に終わりなんかない。
全自動かに見えていた家事が、自動ではないこと。それに終わりがないこと。
我が家の長女れーちゃんは、それを理解し始めたようです。
小さい子供は、何ならどこまで安全にお手伝いできるのか。子供の失敗に「あーー!!コノヤロー!!」とか「危ない!」と、できるだけ言わずに済むことから頼んでいる。
たとえば、乾いた洗濯物をたたんで、所定の引出にしまう作業。
家族4人分の洗濯物を、私一人だけで管理するのは結構大変なので、主人や子供たちにも協力してもらってる。
「これはれーちゃんのパジャマね、○○に置いてきて」
「次はれーちゃんの下着ね」
ほぼ毎日やり取りするこの会話。ボソっと、れーちゃんが反論した。
「えー…れーちゃん、いつもそれやってる…」
私:「え!?そうよ!終わりなんかないのよ!いつもやるのよ。ママはいつもずっとやってる。れーちゃんが毎日お洋服を着る限り、洗濯物をたたんでしまう作業はなくならないのよ」
良くも悪くも、私は子供を子供扱いしない。結構厳しいかもしれない。
洗濯された綺麗なお洋服は、自動的に用意されるわけではない。この作業は半永久的に存在し、自分がそれに貢献しなければならない。
家事に終わりなんかない。○○したら、後は一生しなくて良い家事なんてない。
若干 4 歳にして、れーちゃんはこの真実を知ったのか。
2 歳になったワカメちゃんは反抗的になり、最近はお手伝いせずに、私達がせっせと片付ける中、無限ティッシュちぎりをしてたり、人がたたんだ洗濯物を次から次へとぐちゃぐちゃにしたり。
他の家族メンバーがせっせと働く中、一人だけいたずら放題なワカメちゃんに、大人気なくもムカついたり、上手く行かないこともある。
一生懸命になりすぎてイライラしちゃう事が多い私だが、今日はとっても楽しく洗濯物ができた。
これもそれも、エプロンのおかげ。
こどもちゃれんじの「お手伝いユニフォーム」という名のエプロンを着けたら、れーちゃんは自発的にお手伝いをしてくれた。
れーちゃんは、サイズアウトした小さなエプロンを、ワカメちゃんに着せてくれた。イヤイヤ期で反抗的だったワカメちゃんも、今日はキャッキャと楽しく、お洋服を自分の引き出しにしまってくれた。
子供部屋の引き出しに、二人で手を繋いで歩いて行く姿は、とても微笑ましかった。毎日がこんなんだったらいいのに。
お手伝い促進剤としても、吐瀉物キャッチャーとしても、やはりエプロンは最強なのか。※洗濯物が減るとは言え、子供に裸エプロンは結局やる気になってませんw
ママや先生みたいに、エプロンを着れるのが嬉しいのか、エプロン効果は絶大だった。
明日は同じ手は使えないかもしれないけど、たった一日だけでも、れーちゃんとワカメちゃんのあんな光景を見れた。
エプロンさん、ありがとう。