「自分が我慢すれば…自分が頑張ってやれば…」
歯を食いしばって、家事をしてること、ありませんか?
2年間のホームステイという名の居候生活を経て得た教訓は「一緒に住んでいなければ大概のことは許せる」でした。
人と一緒に住むことにより、避けられないのは家事についてのこと。他文化の他人の家に居候して、色々と家事が気になることは多々あった。が、それも最初だけで、すぐに慣れた。
今振り返ると私の母を含め、日本のお母さんって大変なんだなぁ・・・・と思う。家事が。
そんなに歯を食いしばって、家事をやる必要はない、と頑張ってる皆様に伝えたい。
私の知る限りの日本家庭とイギリス家庭との家事量を比較してみた。
日本のサンプルは私の母や親戚のおばさん、私自身やのママ友の家。イギリスでのサンプルはホームステイ先のママ、寝泊まりした友人の家々。
洗濯
- 日本:子供が居る家庭ならほぼ全家庭毎日
- イギリス:4人家族でも週1〜2回程度
床掃除
- 日本:靴を脱ぐ生活の中、最低週1回
- イギリス:土足生活で汚れるのに週1回以上掃除している家を見たことない。土足でカーペットって、私には信じられない
料理
- 日本:メニューバリエーションが30種類くらいあって、何皿も作ることが多い(私はやりません。ちなみにほぼ料理もしません)
- イギリス:メニューバリエーションの少なさからか、一週間後には同じものを食べる。冷凍のポークチョップ+出来合いのソースを入れてオーブンで焼くだけ、みたいな料理も出てきた。
お弁当
こうやって比較すると、日本で求められる家事レベルは高すぎるのかもしれない。
掃除頻度、洗濯頻度、料理にかける時間、どれをとっても日本家庭のが負荷が大きい。かと言って、イギリス家庭が不幸そうでは全くなかった。妻だけではなく、夫もそれなりに家事を負担している家庭が多かった。
たとえば、最初のホームステイ先のパパ。彼はトラックの運転手で週の半分は不在。在宅である残り半分は、毎日料理、DIY、庭いじり、と忙しそうだった。
日本のお母さんは、もっと家事とか料理とか、手を抜いて良いと思う。だからと言って、誰かを不幸にしたりしないと思う。個人的には、家事代行サービスは超おすすめ。
私はトイレ掃除だけは妥協できないのだが、その他は割と手抜きを覚えてきた。エコじゃないが、使い捨てウェットシートであちこちを拭いたりブラーバを使ったり。
驚かれることが多いですが、私は基本的に料理しません。
主人が週末に作った作り置きおかずを、一週間かけて食べるの事が多いのが我が家のスタイル。
なぜ料理をしなくなったか、というと、病気です。かなり病んで食欲が全くない時期があり、それ以来このスタイル。(長くなるので、この件はまたいずれ。)
エコだから、と濡れ雑巾を使って、手荒れしながらそれを洗って、っていう自己犠牲を払いたくなかった。
ここで無理に地球に優しくしても、主人も娘たちも私も誰も喜ばない。家がキレイになることで、私の気分が良ければ、家族がより幸せになるかもしれない。
誰かの幸せは、本当は自己犠牲の上に成り立たないし、地球に優しくするのは自分ができる範囲で良いと思う。地球よりも家族を大事にしたいし。
手荒れして、謎の薬を沢山塗る必要があって…となればそれはエコじゃないし、結果的には「自己犠牲しない程度」に頑張ることが、何事にも肝要と思う。