打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

脱☆良妻賢母のススメ②(家事ストレスを一人で抱え込まないためには)

先日「家事が全自動と思ってるのは子供だけでなく、ときに夫もではないか」という記事を書きました。そこでは、家事の大変さや努力を気づいてもらう方法の第一段階は「とにかく努力や必要性をアピールすべし」と。

 

頻繁に、多少盛って、アピールしても結局家事の大変さも努力もわかってくれない!!と言う場合は第二段階に進むべし、という所で書き終えたので、今日は第二段階について。

 

第ニ段階
 自分が(特定の、または全ての)家事をするのをやめる。

つまり、荒療治です。

 

例えば洗濯物。

 

とある奥さんは毎日洗濯をしています。とある日たまたま子守で手が離せなかった彼女は、「ベランダの洗濯物をしまっておいて」と、ご主人に頼んだら嫌な顔をされた、と私に愚痴りました。

 

夫に嫌な顔をされたのが、嫌だった妻という構図。なんか不毛。

 

「じゃあ洗濯やってあげるのをやめればいいじゃん!『明日着るパンツがない!!』ってなれば夫が自分でやるよ。」

 

私はこんなアドバイス余計なお世話をしました。この奥さまはあんまり納得してはいませんでした。

 

「私がやらなかったら、その間の洗濯物をどうすればいいの?夫のものは除けて自分と子供の洋服だけ洗ってたら感じ悪くない?それに私的には洗濯物が溜まるのが嫌なんだけど…」

 

 例え感じ悪かろうと、洗濯物が溜まろうと、それは「自分」が嫌なんであって、相手である夫が嫌がってるわけではない。

 

家事のなんたるか、をわかっていらっしゃらない相手が「あーーもう洗濯しないなんて耐えれない!」という状況になるまで、耐えるです。要は我慢比べ。

相手がやるようになるまで「我慢して敢えて放置」。

 

今まで家事をしてもらっていたことがどんなにありがたかったか、こうなるとさすがに伝わります。私も留学時代に親元を離れて初めて、親のありがたさを理解した愚か者でした。人間って愚かだ。

 

生活が回らなくなる不便さを味わうと、ありがたみってわかります。相手が自発的にやるようになるまでの間は、自分も不便ですが、一時的なものなので我慢するのが得策と思います。洗濯も掃除も毎日しなくても死にはしません。学生時代は週1くらいでやってたかな。ホームステイ先の家庭は4人家族だったけど、週2くらいしかやってなかった。

 

 

 

 

「良妻賢母」という言葉、私は好きではありません。

 

誰にとって、どう「良き」妻で、どう「賢い」母なのか。時代・国・家柄により「良妻賢母」の定義は異なる。それってつまり「都合の良い女」じゃん!

 

えー、私は「良妻賢母」という言葉は嫌いですが、決してわざと悪い妻・母になれ、と言ってるわけではないです

 

無理して「良妻賢母」になろうと努めた結果、ストレスを溜め込んで、数ヶ月、数年、または数十年溜め込んで爆発するよりも、小爆発を繰り返しながらでもより穏やかに過ごすことをススメているだけなんです。

 

これは大爆発を起こしてしまい、離婚しかねなかった私の経験から語っています。

 

「良妻賢母」の定義って、時代により、お家により、変わる不確かなもの。そんなものを目指して

 

科学的にも非合理的と証明されてるワンオペ育児を長期間耐え、0歳児の夜泣きに付き合う中体調を崩しました。そのため、やる気の問題ではなく物理的に家事も何もできなくなりました。結果として「家事をやめる」選択をせざるを得ませんでした。

 

だから、第一段階の「家事の大切さアピール」をすっ飛ばしていきなり第二段階の「家事をやめる」荒療治に。しかも「すべての家事」が強制停止でした。

 

このすっ飛ばしはオススメしませんよ!!修羅場になります。全停止させないためにも、一つずつ一つずつ「敢えて家事を辞める」という段階を踏むのがベストなのかな、と思います。

 

「家事の大変さをわかってくれないじゃない!!」というストレスを少しでも減らし修羅場にならないための一つの方法論のご紹介でした。