「イギリスの飯はまずい」というのは本当でもあり、嘘でもある。個体差が大きい、と前回は書きました。
食べれないほど不味いカレーに出会ったことも、「また食べたい!!」と思うほど美味しい料理、どちらにも会いました。
いずれにせよ、イギリスでの家庭料理の課程は日本よりも簡素なものであります。(家庭の家庭・・・・あ、また韻を踏んでる! ※私は昔からオヤジギャグが好きです)
例えば。
- 冷凍のポークチョップ、瓶詰めのクリームソースをオーブン皿に入れて、温めたオーブンで40分調理する。
- ゆでたじゃが芋を合える
実際に手を使う時間なんて10分以下。
瓶詰めのソースなら味はそれなりに保証されてるし、オーブンに入ってる間は子供(当時6歳のレイチェル)のお絵かきに付き合ったりできる訳だ。
私の母や多くの日本家庭では、「時短調理」「簡単料理」「手抜き料理」は普段頑張ってるお母さんがたまに手抜きするもの、という立ち位置ではないでしょうか。イギリスではこの「手抜き」料理が、日常的なものでした。でもこれを「手抜き料理」だ、と揶揄する人なんていませんし、ホストママのイヴもそんなこと全く気にしてませんでした。
「私はちゃんと料理してない」などと罪悪感で苦しむ日本のお母さんは多いと思う。「ちゃんと」なんて料理しなくても大丈夫だよ。ノーベル賞受賞者や天才を多く輩出し、各国のエリートが留学したがるイギリスという国の母ちゃんはこんなものです。
私のホストマザー達は結構美味しいごはんを作ってくれていました。ありがたや。
でもお料理音痴な人であれば、「手抜き」で市販品を大いに活用したほうが美味でしょう。お料理音痴が「丁寧に」「手を込んで」作ったものの出来栄えは・・・・・
これ以上は口をつぐみます。