かわいいと言って育てる。
客観美はさておき、娘たちには自分=かわいい、というイメージを持って欲しい。男性にはどうかわからないけど、女性がこのセルフイメージを持つことは、自己肯定感を持つことに直結すると思う。
赤ちゃんがかわいい、ということは 最強の生き残り戦略なのだ。赤ちゃんや幼児が可愛くなきゃ、虐待しちゃう親って相当多いと思う。楽しさややり甲斐はあれど、子育ては難行苦行であることには違いない。
娘たちの自己肯定感のために、「れーちゃんはかわいいねぇ!」「ワカメちゃんはかわいいねぇ!」と言い続ける毎日を過ごしています。若干飽きられてはいれど、母はやめないぞ。
とある朝、一生懸命お水を飲むれーちゃんを見て、私は言ったんです。
「れーちゃんはかわいいねぇ。本当にかわいい。…いいなぁ、私もこんな毎日『かわいい』って言われながら育ちたかったなぁ…」
とボヤキを含めて。
そしたらね、れーちゃんが言った。
「ママ、かわいい!」
若干2歳。もうすぐ3歳のれーちゃんは、私のボヤキを奥底から理解したわけじゃないだろう。その中でも優しい心で言ってくれたんだ。
「ママもかわいいんだよ」
と。
日頃自分がお世話をする側で「手の焼ける奴らめ☆」と思っていた娘が、気を使えるようになっている。
ありがとう。
おしゃれなお洋服も、キレイな化粧品も、美には必要なもの。それよりも「自分ってかわいいんだ♥キレイなんだ♥」という心を持つこと、そして「自分だけ」がかわいい訳じゃなて他の人にも「貴女はかわいいし、キレイなのよ」と伝えられる心を持つことが一番の土台な気がする。
「貴女はかわいいわね♥」
と言い続けて育ててたら、れーちゃんは他の人にもそれを伝えられる子供に成長してた。
与えられたものは、自分も与えられるようになる。たった2年の育児でも、それを実感したよ。
れーちゃんよ、ありがとう。