打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

「ガラクタ」が宝物になる、親心

 親になってみて初めて、自分の親のことが理解できる。そんなこと、ありませんか?

 

子供の頃に作った絵や制作物。へったくそで不格好。客観的に見ればガラクタ。

 

そんなガラクタが、宝物になる。それが親心なのかな、と感じたお話です。

 

長女れーちゃんはお絵描きもそれなりに大好き。お絵描き…彼女にとってはお絵描きなんだろうけど、線がぐにゃぐにゃグチャグチャ〜っとなってる私には理解できないモダンアートみたいな絵を描く…というかそれしか描けない。保育園で描いて来る絵も軒並みそんな感じ。

 

 

それが1年半位続いてた。

 

先日、「ママにあげる!」と言って描いてくれた絵が、保育園バッグに入ってた。

 


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お!?なんか絵らしい絵になってる!!アンパンマンだ!!今までの謎なモダンアート作品じゃなくて絵だ!と思える初めての作品です。

 

グチャグチャ〜で上手とは言えないんだけど、とっても嬉しくて、壁に飾っちゃったりしてる。

 

もうすぐお雛様の時期。れーちゃんの初節句を行ったのが 2 年前。今回は次女ワカメちゃんの初節句なのでせっせと実家の母は雛人形を出してくれた。

 

2 年前、娘たちの雛人形と同じところに、ちょっと不格好なお雛様とお内裏様が居たのを思い出した。私が幼稚園児の頃作った紙粘土のお雛様だ。

 

2 年前は思ってた。

 

「え!?これ20年以上前のだよね?なんでまだ保管されてるの?しかもお父さんがこれ飾ったの?へったくそな奴なのに。」

 

 

こう思ってた。

 

でもね、今なら親の気持ちがわかる。

 

娘が作ったものは、他人から見たらガラクタでも、親にとっては宝物なんだって。

 

小さな赤ちゃんだったれーちゃん。えんぴつも持てなかった赤ちゃんだったれーちゃん。グチャグチャ〜な絵しか描けなかったあの子が、こんな事をできるようになったんだ。

 

そんな感動があるから、ガラクタが宝物になるんだ。

 

自分の親だけじゃなく、この世の親が不格好な制作品を飾っている気持ちや訳がわかった。

 

私と私の姉たちの子供時代が詰まってるアルバムが、実家にはある。そこには姉が父宛に書いた手紙や、私が生まれて初めて描いた絵らしい絵も貼ってある。

 

 

「なんでこんな下手くそな絵が保管されてるんだろう?」

 

 

その絵だけじゃなくて、その絵に至るまでの想いが凝縮されてるから、感動するんだよね。

 

人間生きてればどんどん擦れて行ってしまうけど、このアンパンマンを見た時の感動は忘れたくない。だから、ここに記した。

 

「上手なもの」が人を感動させるとは限らない。そう実感した夜でした。

 

こんなことで泣きそうになる、(というか泣いている)私は感情の振れ幅が大きい。だからこそ、打たれ弱くなっちゃう。打たれ強いと生きやすいのかもしれないけど、この感情の振れ幅ともオサラバしないと打たれ強くはないないのかな。。