勇気を出して声をかけてみた。
連絡先交換までできた。
でも一回デートしただけで終わってしまった。
そんなことがあります。ママ友の間でも。
ナンパの「成功」って、なんだと思いますか?
男女の中でも、ママ友でも、「親しくなりたい」と思って、声をかけたり、声をかけれなくてウジウジしてしまったり。
ワンオペで、一人で赤ちゃんの面倒を見るってしんどいっす。体力よりも精神的に。ワンオペってそもそも人類の進化に逆らってて非科学的だし。
特に離乳食の時間とか苦痛…。何が嫌なのか説明もしてくれないし、検討もつかないし。一人の大人が一人の赤ちゃんを見るよりも、二人の大人が二人の赤ちゃんを見る方が遥かに楽なんです。私はね、だからね、ママ友が欲しい。
児童館、公園、保育園、保健所、小児科、まあ色んな所で乳幼児連れのママを見かけます。2児の母となり、前より図々しくなった私はママ友のナンパの回数も増えた。
書道が上達したきゃ練習するしかない。サッカーが上手くなりたきゃ練習あるのみ。コツってものもあって、要領ややり方悪いといくら練習しても上手くならない。
これはナンパでも同じ。
なんとかデートまでこぎつけたものの、それ以来私も向こうも連絡しなくなってきっとこのまま疎遠になる。そんなナンパもありました(T_T)
試行錯誤した結果、たどり着いたのは「マンション内のママ友」がベストだ、ということ。理由は
- 近い。子連れ移動は億劫になることが多いから、物理的距離が近いのは大事。 元々仲良しな友人がそのまま親同士になっても、以前と同じ頻度では会えない理由一位だと思う。 同じマンションならコートすら要らないのだ。
- 金銭感覚が似ている。家族形態や仕事に対する発想は違っていても、乳幼児を育てる中同じマンションを買ってる/借りてるというのは経済状況が近いということ。
「長続きするお付き合いには、モラルレベルと金銭感覚が近いことが大事」が、私の持論です。
金銭感覚って、結構大事なんですよ。嫉妬する原因にも嫉妬される原因にもなりやすい。
自分より金持ちに囲まれてる場合、
「私はこの洋服で遊びに来てていいのかしら?」
「貧乏で見下されてない?」
「手土産でこんな安いものしか買えない…」
「ビジネスクラスで海外旅行?!そんな話について行けない!!」
などなど、良からぬ念をいだきます。実際に「港区に住んでた時代はママ友がお金持ち過ぎて困った」という友人の話を聞いたことがあります。家賃が50万とか100万の家に住んでる人とはどうやっても話が合わないこともそりゃあるよ。
逆に自分の方が裕福な場合。
「あれ??この話して大丈夫かしら??」
「ん?『昨晩は久々にうなぎを食べて美味しかったのー』みたいな話したら、疎まれる?」
「もっと安っぽい格好しないとダメかしら?」
「二人目が欲しいけど、お金が厳しい…って、言われると二児の母の私は困る!!」
「じゃあ一体何を話していいのよ!?」
こんなことを思ったり。
まあ、良くも悪くも女性は、特に日本人女性は同調圧力が強い。同調圧力がなかったとしても、自分とあまりにも違い過ぎる相手と時間を共有するのは疲れるのだ。
ワンオペ育児対応辛い地獄から脱したいのに、「ママ友に合わせるのが辛い」という別の地獄に行ってどうする。
いままでのナンパの労が報われて、マンション内に何人か、仲良くしていただいてるママ友ができました。いずれも私がナンパした結果。
そのママ友さん、カヤちゃん(仮名)は、私の次女ワカメちゃんと1ヶ月違いの赤ちゃんが居て、一緒に離乳食奮闘中です。時々「離乳食会」を行い、どっちかの家で二人とも離乳食を食べさすというのをやってます。
同じマンション内ですよ。移動らくちん。私ってばワカメちゃんをおんぶして、離乳食をお盆に乗っけたままエレベーターで移動したよ。
わーきゃー喚いてる赤ちゃんの離乳食。一人でやると心が折れそうだけど、二人の親+二人の赤ちゃんだと、ママ同士お互いを励ましながらできるのでとっても良いのだ。離乳食が済んだら一緒にお茶なんか飲んじゃったり。
カヤちゃんは獣医さんで動物が大好き。出してくれたお茶のコップがDisneyのチップとデールだった。
「お茶ありがとうございます♥チップとデール!かわいいですね。いつもどっちがチップでどっちがデールなのか区別つかないんですよ」
「お鼻が赤いのかデールです。鼻血デールって覚えるとわかりますよ。」
!!!
鼻血出る
鼻血出ーる
鼻血デール
穏やかそうで動物をこよなく愛するママから、リスが鼻血を出す話が出てきたよ。しかもダジャレ。
人間って、結構奥深いですね。