私の主人は、ここのところ残業が続きました。当然色んなしわ寄せが私に来ます。
「○日には終わるよ!」
という約束の日を過ぎても、娘から風邪が感染って私が具合が悪いのに、まだ残業しようとしているので流石にキレました。
今回は我が家での育児の取り決め、キレた経緯、そしてこの世の残業について思うことを書きます。
※「ワンオペで二人も三人も見てる母ちゃんもいるじゃない!」など、どっちが大変論争をするつもりの方はこれ以上読まないでください。人それぞれできる事、できない事は違います。100mを10秒で走れないのと同じように、私には二人のワンオペ育児はできないのです。特に風邪っぴきな時。
ワンオペ育児ってのは非科学的かつ、進化の真逆を行くものである、と以前紹介しました。だから辛くなるし不安になる。頭でこれを理解し、実際にワンオペ育児をしてみると「誰かタスケテ」と感じる。経験してみて主人もこれをやっとわかってくれました。(それまではずーっと私がワンオペでやってたので、主人には何が辛いのか全く理解できていなかった)
結果、我々夫婦はできるだけ共同保育に徹し、特に「ワンオペで二人育児する」時間は0にしよう、と最善を尽くしています
が、
夫婦ってのは育児パートナーではあるが、人生のパートナーでもある。私は「夫婦で話す時間」がない限り、夫婦ではなく「同居している他人」になると思ってます。どれほど家事や仕事を分担しようともしまいとも!です。
※配偶者と喋る時間なくても平気!ってタイプもいるでしょう。が、私は違うのです。
主人は確かに約束通り、できるだけワンオペ育児にならないように早い時間に帰宅してました。が、子どもたちを寝かしつけた後はずーっとパソコンで仕事、たまにサッカーW杯のサッカーを見る程度でこの一ヶ月ほど、しっかりとは話せた記憶がありません。
子どもたちのこと、私のこと、主人のこと、話したいことは山程あるのに、主人は家事育児をある程度したら仕事仕事仕事・・・・の一ヶ月。途中でサッカーの試合を見たりはしてるけど。
嫌味を言いながらもそんな一ヶ月を耐えた後、私に贈られたプレゼントは長女れーちゃんからの風邪!いやーん・・・・喉痛くてしゃべれない日2日目です。
「○日以降は残業ないから!」
と言っていたはずの主人から連絡が来る。
「今日やっぱり早く帰れない・・・・・」
プッツン。
ここで私はとうとうキレた。
怒りポイントはいくつもありましたが、一番はこれ↓
自己判断だけで「今日やっぱり遅くなる」と、当日に連絡してくること。
そう、自分だけで勝手に「この会議には出たほうが良い」「この仕事は残業してでもよい」と直前に決めてることです。じゃあそれによる育児フォーメーションはどうなる?
育児に一次的な責任を持っている人の言動ではありません。妻相談なく、自分だけで判断して、結論だけを連絡してくる。決定が直前でなければ私の母にヘルプを頼むなり、ベビーシッターなど外注することもできますが、直前って難しい。
今、これを私が対応できるか否か、と言われれば、なんとかはなる状況ではあります。が、問題はそこじゃない!!!この「直前連絡でやっぱり遅くなる」が恒常化して欲しくないし、風邪っぴきで私も体が辛いので、私も相当怒りました。
そもそもどっちとの約束が先だったのか。
- この一ヶ月残業太郎だった
- そもそも約束を破っている
- 直前連絡
- 私が娘から感染った風邪を患ってる
- しかも相当オカンムリ
色々考えた結果、主人は早く帰って来てくれることになりました。ありがとう!!
長時間労働ってのは本当に悪しき習慣だ。残業のせいて仲良くなるはずの夫婦や親子がどれほど引き裂かれてるのでしょうか。
「残業させられている」
「他の人を置いて自分だけ早く帰れない」
他人の目を言い訳にするのも、私は嫌いだ。
「帰れない」「残業せざるを得ない」のではく、それは偏に、「残業する」という選択肢を選んでいる結果である、と私は考えています。
ヒットラーがユダヤ人を強制収容所に押し込む、虐待される、病気になる、などの悲劇は例外にしても、人生すべては自分が選んでいること。そう、目の前にいる家族と、仕事とどう接するか、は自分で選んでいるんです。
えー、ちょっとズレました。
今回一番言いたかったことは、
「ごめん、やっぱ今日遅くなる」
という直前連絡はやめましょう。それを家でワンオペで子供を見ないといけない大変さ、パートナーが今日は早く帰って来る!と心待ちにしていたのにそれを打ち砕かれる残念さったらありません。(こんな事思うなんて、私はなんだかんだ主人のことが好きなんだな、と思う。)
「世界を変えたいんだ!!」
そう思う夢見る人も多いかもしれません。
目には見えない大きな世界を夢見るのは楽しいし、なんか、変えられそうな気がするかもしれない。眼の前にいる家族という小さな世界は、窮屈で忍耐も多くてつまらないかもしれない。
でも、そのつまらなくて小さい「家族」という世界は仕事で失敗しまいが、事故で下半身不随になろうが受け入れてくれる。そんな精神性を持てる人で、私はありたいし、主人にも娘たちにもそうであって欲しいと思う。
夫よ、今日は約束通り、早く帰って来てくれてありがとう。
PS 主人は恐る恐る「今日は家庭の事情でその会議には参加できません」と上司に伝えたそうです。
上司の返答は「急に声をかけてすまなかった」とのことでした。怒られる覚悟だったのに、ホッとしてるのが表情からわかりました。
「行けません」っていう意思表示は、「自分は家族優先の人なんです」というブランディングにもなるようです。