打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

夫の仕事を応援できなかった 3 つの誤解

正直に言うと、私は主人が仕事を頑張ることを応援できていない。

 

なぜって、仕事を今より頑張るのは、主人が家を空ける時間が増える = 家事・育児の負担が私に偏るから。

 

主人のその仕事に、文句を言わずに支えてあげないと、応援していることにならない。

 

私のこの思い込みは、大変な誤解だった。そうと知るまで、の道のりを書きました。

 

夫がやれ残業、やれ出張。ちょっと大変程度なら騙し騙し乗り切れたかもしれないが、主人の出張が 2 回もあった先週は、大変でした。精神的にも、体力的にも。

 

子供たちを乗せて自転車に乗るとき、一人で乗るより、何倍も気をつけています。それなのに、先週は、あまりに体調に来たのか、気がついたら危ない橋を何回も渡ってた。あわや信号無視、フラフラ自転車運転。

 

こんなことになったのも、夫が出張を詰め込んだせいじゃないか!!

 

と、恨んでました。

 

出張から帰ってきて二言目から、私の恨み・文句炸裂し、喧嘩に発展。

 

「いつも俺の仕事を応援してくれない」とか言い始めたんです。

 

この「出張行くから子供たちをお願いねヨロピク!」状態を快諾することなんぞできません。そんな仕事応援できるか!!

 

というのが私の言い分。

 

わがままと言われようがなんだろうが、私の希望は、いつもどおりの時間帯だけで頑張って欲しくて、残業や出張はしないで欲しい。。。

 

彼の働き方(というか生き方)がかわったおかげで、慢性的かつトラウマ的ワンオペ状態は 3 年ほど前に終了。が、今週はそれを思い出した。一番の原因は「神経が高ぶって私が眠れなかった」から。

 

が、以前のワンオペ生活時と違うのは、

  • 子供が二人に増えている
  • 日中は仕事をしている
  • 数年だけど、年を取った

ということ。

 

正直無理無理!!私がいくら気合を入れても、我慢しても、子供を乗せたママチャリでフラフラ運転することは許されじ。命より大事なものはありません。

 

外部のヘルプ?もちろん使いましたよ。それだけでは解決しないのよん。

アウトソースは、父親という子育て共同責任者が一緒に行ってるのとは、違うんです。(如何に違うか?は別途書きますも)

 

出張帰りで疲れている人 vs ワンオペ続きで疲れている人の不毛な喧嘩から始まり、何時間も話し合って、最終的には良かった!と思います。このながーーい話し合いで、初めて知ったことも。色々誤解が多かった。

 

誤解その一:出張の好き嫌い
✕ 主人は出張が好き

◯ 主人はできるだけ出張には行きたくない

 

「いついつ出張に行きたい」って話ばっかり聞いてるから、てっきり私は主人が出張を好きなんだ、と思ってた。どうやら彼も、出張量を最小化できるように努力しているらしい。それは家族のためでもあるし、自分のためでもあるとな。

 

誤解そのニ:妻の愚痴の正当性

✕ 主人の出張による、私への負担増について、文句を言われたくない。

◯ 押し付けられたら当然ムカつくこともあるし、その愚痴を俺は聞くべきと思っている。

 

出張とかあると、私はいつも愚痴ってます。愚痴というより、「あなたがいない間はこんなことやあんなことがあって、ここは大丈夫だったけど、これは大変だからもうやりたくない」などの報告です。

 

私が文句言ってる間は大層嫌そうな顔をするし、逆ギレしたりするし、「俺を応援してくれない」とか怒り出すから、私の愚痴なんて聞く気がないものだ、と思ってました。

 

愚痴聞きという名の慰労会は必要なので、出張から帰ってきたら、時間を決めてひたすら私の愚痴を聞く時間を絶対に設けるという約束をしました。

 

そもそも快諾していない相手に頼み込んでるんだから、それなりの埋め合わせは必要と思ってくれているらしい。

 

誤解その三:出張を快諾しない≠ 俺の仕事を応援していない
 

「俺を応援してくれない」って言われる理由は、出張を快諾してないから、不満を言ってるから、「次はもうやりたくない」と言うから、なんだと思っていたのです。

 

ここで、私の中では、「出張を快諾して、送り出せない=応援してないことになる」という仮定した方程式がありました。出張に対する文句を言う度に、主人にこう言われるので、私の脳内で、この仮説はやっぱり本当なんだ!!と確立されてしまったのです。

 

文句を言わずに「いってらっしゃい」と言う。

それができないと応援できない。応援していることにならない。

 

 

私はずっとそう思っていたんです。

 

 

夫婦で話してたら、どうやら誤解であることがわかった。

 

「黙って夫の出張の用意をして、『ご武運をお祈りしてます』っていう奥さんってこと?江戸時代じゃないんだから」

 

…と、主人に言われました。

 

結論:出張そのものは嫌いで尤も、不平不満だって出て然り。

 

出張の部分まで応援できないなら、仕事を応援したことにならない。そう言うのなら仕事なんか応援するもんか。

結局出張を阻止まではせずに、偏る負担を引き受けてるのに、こう言われるなんて…出張なんてなくなれ。出張をなくすには仕事そのものがなくなれ。

 

まあ…心が荒み、健康が蝕まれるとここまで思うわけです。極端だなぁ。。時が経って少し客観的に見ると、自らのおかしさに気づく。

 

「俺の出張を愛さなくてもいいから、仕事そのものを憎まないで」

 

主人が言いたかったことは、こういうことらしい。

 

私はそれまで、0か100か、でしか考えていなかった。出張を含めて完全に応援するか、完全に主人の仕事を憎むか。その選択肢しかないと思っていた。

 

 

中間ってあるらしい。

 

私は引き続き、主人の出張を好きにはなれないし、愚痴るでしょう。それでも大きく違うのは、主人の仕事そのものを憎む必要はもうないんだ、と気づけた。

 

憎むものが一つ減って、かなりホッとしている。

 

主人が仕事を頑張る=出張や残業が増える、それは嫌だから、「お仕事頑張って」とは決して言わなかった。

 

主人がお仕事を頑張っても、それは残業や出張が増えて、私の負担が増えるに直結はしないんだ。

 

じゃあ、主人のことを応援しても損はしないのかもしれない。

 

「お仕事頑張って」

 

そう言うのに、まだ慣れない私は、つい対面ではなく、メールで伝えてしまう。

 

たとえメールでも、言えるようになっただけ、幸せなことかもしれない。