2 歳前後の子どものイヤイヤ期。「あなたのブームはなんですか?」と迷子の子猫ちゃんのメロディーに乗せて聞きたくなる。
我が家の次女ワカメちゃん ( 1 歳) のイヤイヤブームはお風呂。とももかくにも、お風呂から全力で脱走しようとする。
なぜ、ある日突然お風呂を嫌がるようになったのか。そしてなぜ、いつの間に、ワカメちゃんはここまでの力をつけたのか。逃げる力を。
お風呂嫌い克服の道のりを紹介します。
ついこの間まで、長女れーちゃんと楽しそうにキャッキャとお風呂で一緒に遊ぶのが日課だったのに、ある日突然お風呂が大嫌いになったようで。もう、マジで全力で逃げようとする。
この季節、汗疹防止のためにも、おむつかぶれ予備軍が暴れないためにも、しっかり体を洗ってあげたい。が、泣いて喚いて身をよじって、お風呂を嫌がる。姉妹で仲良くお風呂で遊ぶ姿はとても可愛かったが、その姿をもう見れないのか・・・・という悲哀に浸ってる場合ではない。
以下の段階を追って、お風呂嫌いを少しずつ克服してきた。
- 入浴前の脱衣すら、身をよじって嫌がる(シャワーも湯船も同じく暴れる)
- 「ねんねするの」と言えば入浴を回避できると考えつく
- #2が通用しないので、「うんちでる」と言う言い訳を考えつく
- #3が通用しないとわかった頃、脱衣だけは泣きながらも暴れずに可能に
- リビングでの脱衣で泣かない
- 脱衣所で泣かない
- お風呂場に入るのを泣く(脱衣所との境目ドアが閉まると泣く)
- 洗い場では泣かなくなる
- シャワーで泣く&暴れる
- シャワーで泣くけど暴れない
- シャワーで泣かない
- 湯船からは死ぬ気で脱走しようとする(まるでフィギュアスケーターのなんちゃらスピンのように足を高くあげれる柔軟性に脱帽)
- 湯船に泣かずに入れる(←今ここ)
ここまで来るのに数週間かかってます。
久々の「泣かないお風呂」で私はちょっぴり感動している。泣いていないので、入浴後のお着替えも姉妹でキャッキャと楽しそうだった。私は子供たちに保湿クリームをぬります。れーちゃんのお腹にニコちゃんの絵を描きながら。ママの描いたニコちゃんをぐちゃぐちゃ〜にしながらケタケタ笑う 2 人。
前に進んだり、後ろに下がったり、止まったりしながら、振り返ると前に進んでる。ちょっとだけでも進んでいるのだ。子育てってのは辛抱強く、先が見えずとも子どものペースに付き合うということなのだ、というのを改めて実感した一連の出来事でした。
楽しく姉妹でお風呂という光景は復活したが、もしかしたら永遠に復活しなかったのかもしれない。やはり今日という日は二度とはやって来ない。そのつもりで生きていなければなぁ・・・
明日はまた、身をよじって逃げる段階に戻るかもしれない。そのつもりで、お風呂シークエンスに挑みます。
他の親御さんも、親ではない方も、お疲れ様でございました。