先日、結婚記念日のデート(ランチ)に行って来た。久々にフレンチ、マイルのポイントで♪
私はデザートでミルフィーユを選んだ。
甘くて美味しいミルフィーユを食べていたはずなのに、なぜか漬物の話になった。(というか、私がそう持って行ってしまった)
何層にも重なるミルフィーユのパイ生地と、この10年を振り返る。
パイ生地が何層にも重なるミルフィーユは、パリパリした食感がとても美味しい。そして、形が崩れやすく美しく食べるのが非常に困難なデザート。初めてのデートであれば、決して選ばないが、ここは結婚〇年目、好きな物を選んだ。
フランス料理のメニューを見ながら、私が大学時代、フランス語を勉強していたことを思い出した。
昔はそこそこ理解できたのに、今やほぼ全くフランス語を理解できない事が、若干悔やまれる。(言語は使っていないと忘れる、を体現している自分がいる)
夫婦で食事しながら、「ミルフィーユという言葉の意味」のうんちくを私が言い出した。
ミルフィーユ、はフランス語では「千枚の葉」という意味。パイ生地が何層にも重なる姿が葉の重なりに似ているとか。
蛇足だが、「シュークリーム」も確か「キャベツクリーム」って意味じゃなかったっけ。
フランス人は、食べ物の形を何かに見立てて名称をつけることが多いのかしらん。
ミルフィーユ、千枚の葉。
千枚の〇〇、みたいな表現を食べ物に使うのって、日本語にもあるよね。
千枚漬けとか。
甘くて美味しいミルフィーユを食べながら、酸っぱくて臭う千枚漬けの話をする。
今年の結婚記念日お祝いランチは、そんな締めくくりだった(笑)
出会って、付き合って、結婚して、子供が生まれて、その間、間にも色んな事が起きた。すべてがこの十年以下の間の出来事だと思うと、なんとも目まぐるしい人生だ。
2019年が、あと一日で終わる。
2010年代が、あと一日で終わる。
6年間のイギリス留学から帰国したのが2010年。帰国してからの10年が、終わろうとしている。
私の思っても見なかった未来が、待ち受けていたとは、10年前の私が知る由もない。
過去の私に言えることは、
「あなたは、あなたのままで大丈夫。今までどおり、後悔しないように生き続ければ、それで良い」
予想外の人生になっても、どんな展開になったとしても、後悔しないような選択をし、それに責任を持って生きていく。
10年前の私は、そう考えていた。
今の私も、ほとんど同じ。
予想外の人生になっても、どんな展開になったとしても、後悔しないような選択をし、それに責任と愛を持って生きていく。
今の私は、「責任と愛」が必要だと思ってる。そう、この10年の間に「愛」が加わった。
この10年の間に起きたすべてのこと、出会った全ての人が居てこそ、こう思えるようになった。全てに感謝したい。
こうしてブログを読んでくださる貴方にも、感謝しています。
さて、大晦日の明日はどんな風に過ごしたいかしら。
たまの豪華なランチは嬉しい。とても嬉しい。
なんでもない日常的な日が、あってこそ、それを嬉しく思える。
全く「特別」ではない風に、明日も過ごそうかしら。特別よりも、なんでもない日常こそが、やっぱり本当に大切だから。
あなたは、2019年の最後の日を、どんな風に過ごしたいですか?