咲いた〜咲いた〜チューリップの花が〜♪
みなさん、お子さんの習い事ってどうしてますか?
長女れーちゃん(5歳)がピアノを始めました。
様々な習い事を誘ってみても、これまでれーちゃんは首を縦に振らなかった。大した焦りも、本人がその気になるまで待つ忍耐力や根性がない私はすっかり諦めて、習い事のことを忘れていた。
そんなれーちゃんが、自ら「やりたい」と言い出した。その「やりたい」の一言から、最初の一曲を弾けるようになった所までのお話です。
とある日、れーちゃんはいつもどおり、お風呂後に髪を乾かしていた。自分で髪を乾かすのに疲れたのか、ママ(私)に、センチメンタルに、控えめに話し始めた。
「あのね…、お友達の○○ちゃんは、ピアノ上手なの。れーちゃんは…れーちゃんはピアノ上手じゃないから、お教室に行けないの?」
涙声になるれーちゃん。○○ちゃんは、去年あたりから、ピアノを習っているお友達だ。
あらゆるコミュニケーションが、婉曲表現なれーちゃん。どストレート表現しかできない&理解できない私も、れーちゃんの言うことが、少しずつ、少しずつ、理解できるようになってきた。
きっと、ピアノを習いたいんだな。そして、ピアノが上手でないとお教室に通えないと思ってるんだなって。
「最初から上手な人はいないよ。みんな、いっぱい練習して、上手になるんだよ。上手になるためにお教室に通うんだよ。れーちゃんも、ピアノのお教室行きたい?ピアノやりたい?」
「うん」と無言で大きく頷く、パジャマ姿のれーちゃんがいた。半乾きの髪の毛と、ピンクの小花が咲いた白いパジャマなれーちゃん。ママがお教室を探しておくね、と伝えると「うん」と、また頷いた。
これまで、バレエにバイオリン、複数の習い事教室に、体験・見学してみたものの、どれも「やりたい」と言い出すには至らなかった。レッスン室に入った瞬間に「ヤダ!帰る!」と言ったこともある。アレコレしつこく誘ったところで、れーちゃんの答えは否であった。
「子供が嫌がろうが、親が我慢して何回か連れていけば、いずれは慣れる」という例はあちこちで見るが、私にはね、そんな根性も気力もない。
「本人がやりたくもないのに、子供をその気にさせるために、私はそこまで頑張れない」が本音。保育園の時間内に体操やらリトミックもしてるし、焦って習い事をさせなきゃ、とも思ってなかった。
習い事に関して、親も諦め、れーちゃんも習い事に関して沈黙して半年以上。そのれーちゃんが、自ら「ピアノをやりたい」と言い出した。婉曲表現ではあったけど、そう言ってくれた。
先月、初めてのピアノお稽古に向かった。行き先は、私の叔母の家。私の幼き頃、ピアノを教えてくれたのはピアノの先生である叔母だった。
近所ではないから、移動に疲れたり、恥ずかしさもあったらしい。途中、「もう帰りたい」泣いたり、叔母の家でトイレの場所がわからず、間に合わずに漏れてしまったり、初稽古の日はハプニングも多かった。
せっかく「やりたい」と言い出したのがピアノ。ここぞ、親が努力すべき所だ!と思い、れーちゃんを心いっぱいサポートして、ピアノを続けるよう応援している。そのサポートとは「主に、ママが教える」だ。
コロナ禍&叔母の家は近所ではない。毎週通うには少ししんどい。ゆえ、主に私がれーちゃんにピアノを教えて、時々はプロの先生にチェックしてもらうスタイルを取ることにした。
私のピアノなんて、頑張って練習したらソナチネ弾けるか否かみたいなレベル。上手い小学生なら私よりずっとずっと上手。そんなプロでもない私が教えて良いものか、悩んだ。
けど、確実に、れーちゃんよりは上手であって、れーちゃんに教えれることはある。プロじゃなきゃ教えれないなんて、誰も言ってない。
1回、2分だけでもいいから練習する。
毎日でなくてもいい。
ものすごくハードルを下げて、れーちゃんと一緒に練習してたら、なんと、始めて2週間で、れーちゃんが「チューリップ」のメロディーを弾けるようになった。ちゃんと、五本の指を使っての演奏。
もう、感動した。
れーちゃんが「チューリップ」を弾けるようになったことはもちろん。
れーちゃんが頑張ってくれたこと。
私がここまで、れーちゃんと頑張れたこと。
それが嬉しかった。
咲いた〜咲いた〜♪
チューリップの花が〜♪
私にしては珍しく、私の頭にもチューリップが咲いてるかもしれない。
※私の脳内は、お花畑だったことはほとんどなく、正直花も生えない高山地帯に近い。私の体は高山(低酸素)に弱いくせに、脳内だけは高山。以前ブータンに旅したときに高山病にった話は、後日書こうかな。
ピアノの練習は、一日数分程度、しかも毎日じゃない。でも2週間でできるようになった。れーちゃんは天才か!!
次の練習曲は「なべなべそこぬけ」。底が抜けるのは、鍋ではなく、私の親バカっぷりだ。
なーべーなーべー、そーこぬけ
そーこが抜けたら帰りましょ
親バカの底が抜けても、私は帰らんぞ。
変態は世界を救うし、親バカは世界を救うと思う。
あ、バカ親はダメですよ。親バカとバカ親は似て非なるもの。あー、気をつけよう。
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