お子さんに何かを教えようとして、喧嘩になったこと、ありますか?
我が家の長女れーちゃん(5歳)は最近ピアノを始めた。
先生にも習うけど、私もかなり教えるスタイル。家族内で物事を教えるのは、難しさがある様子。
親しい関係の者が先生だと、ちょっとしたことで、喧嘩に発展しやすい。
なぜ私とれーちゃんが喧嘩してしまったのか、そしてどのように仲直りできたのか、そこに必要なものは何だったのか、を書きました。
れーちゃんの場合は、こんな時にれーちゃんが不機嫌になってしまう。むすーっとなってしまうのだ。
- れーちゃんが上手く退けない・歌えない
- ママの言うことを聞くのではなく好きにやりたい(でもそれだと上達しにくい)
- れーちゃんがやりたかった練習メニューと、ママが提示したメニューが違う
自慢できないけど、私は忍耐強くない。れーちゃんのムスーっとした顔が何度も何度も何度も何度も、連続でやってきたら嫌になってしまう。
ムスーっとして、こっちの説明を全く聞いていない。
「ママはれーちゃんに嫌な事をしようとピアノを教えてるんじゃないんだよ?れーちゃんができる様になるために、一生懸命教えてるんだよ。そんなに嫌そうな顔ばっかりされたら、ママは嫌になっちゃう」
正直に私の気持ちを伝えた。
私の伝えた内容には嘘偽りはないし、訂正するつもりもない。けど、ちょっと言い方が良くなかったかもしれない。
れーちゃんは涙を拭うために目を擦っていた。少し反省した私は、れーちゃんを抱きしめながら続けて言った。
「ママもね、本当は楽しくれーちゃんとピアノやりたいんだ。こんな風に喧嘩したくないんだ。ごめんね。じゃあ、れーちゃんの好きなお歌を歌おうか?」
れーちゃんのピアノ練習メニューは、弾く・歌う・リズム取り。気分転換にメニュー替えを提案。
同意してくれたので、私の伴奏で「ひげじいさん」を歌う事に。
ムスーっとした後、スンスン泣いてたれーちゃんは、小さな小さな声で「ひげじいさん」を歌い出した。気分が乗っていない時は、声量が少なくなる。
あまりにも小さな小さな声だったので、私も一緒に歌うことにした。ピアノレベルのそう高くない私は、弾きながら歌うのは結構なハードル。それでも頑張る。
ママ:トントントン、トンじいさん
れーちゃんの:トントントン、ひげじいさん
一緒に歌ったその時。私は歌詞を間違えた。ひげじいさんならぬ、トンじいさん。誰だそれ。
トンじいさんに、れーちゃんが笑った。この私の、小さな小さな間違いをきっかけに、れーちゃんの歌の声量も増し、気分も乗り、私とれーちゃんに笑顔が戻った。
私は人様に教えれるほど、ピアノのレベルは高くない。けれど、できる限りの力でれーちゃんに教え、練習に付き添ってる。
私はそんなに上手じゃないから、いっぱいミスもある。
そんなミスが、「トンじいさん」が、気まずかった私達母娘を救ってくれた。
下手っぴで間違えも沢山するママを見ては、「誰もが最初から上手なわけじゃないんだ」と分かってくれてるはず。
れーちゃん、毎日練習頑張ってるね。いっぱい頑張ってるね。今日のママは、怒っちゃってごめんね。
れーちゃんが繊細な子供だ、と分かっていたにも関わらず、つい忘れてしまった。気遣いを。家族相手だとついコミュニケーションが乱雑になってしまうの、典型例かもしれない。
私も幼少期にピアノを習っていた。れーちゃんは私の幼少期とはまるで違って、毎日練習している。上達も早そうだ。たとえれーちゃんがムスーっとなっちゃっても、できるだけ怒らないで練習に付きそうように頑張るね。
きっといつか、れーちゃんは私よりも上手になると思う。そうなると、私が教える側に居れるのも、十年もないのかもしれないなぁ。
いつもより簡単にイライラしてしまった。よくよく考えると、生理だからかもしれない。でも、生理が憎いなんて、決して思わない。私の生理がなければ、れーちゃんもワカメちゃんもこの世にいないから。
れーちゃんがムスーっとしてようと、私がイライラしがちだろうと、ピアノで間違えようと、それもすべて、何かしらの愛おしさが、あるのかもしれない。
☆☆☆Facebookグループにご参加ください☆☆☆
読者さんと一緒に作って行くためのグループを作りました☺
出版する予定の原稿の一部、
ブログには載せない私の一面、
グループメンバーの紹介、
などを載せています♪
https://m.facebook.com/groups/548019025796481/
ここまで読んでくれた貴方も、仲間になってくれたら嬉しいです♪
私の直接の知り合いじゃない方も、ウェルカムです☺