打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

なぜ私が理系に進んだのか?子供時代を振り返る。

打たれ弱いママKaori です。

 

私は元理系オタク。理系就職こそしなかったけど、化学を愛し、元素記号表を持ち歩く、実験室に入り浸る大学生だった。

 

「どうやって理系に進みたいと思ったの?」

 

中学生の子供がいるママさんに、こんな質問をされました。なぜ私が理科に興味を持ったのか、子供時代どう過ごしたのか?を紹介します。

 

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まず、背景として私の両親は化学の学者だった。(母は結婚を機に引退)でも、それだけでは子供は理科に興味を持ったりしない。

 

「両親は理科が好きなんだな」

 

と常々感じていた。母は家で色んな実験をしてくれた。

 

  • ヨウ素デンプン反応:じゃが芋にイソジンを塗りこむと紫に変色する
  • 日食での実験:日食の観察、通常時は虫眼鏡で紙を燃やせるけど、日食時はどうなる?
  • 振り子のボールを2段にしたら?:振り子スピードを測定
  • 月の満ち欠け再現:暗い部屋で地球儀と白いボールとライトを使って行う
  • 温泉卵を作るために温度計を使う
  • ろうそくとスクリーンを使って虚像・実像を映す
  • 花火を炎色反応で説明

 

……等など。

 

他にも料理をしながらも、化学的な変化を説明してくれたり。

 

つまるところ、母も父も理科(特に化学)が大好きだった。それを体験させてくれた。

 

 

結局、親の意図とは関係ない。

親が楽しんでるものに興味を持つのだな、と、自分自身の子供時代を振り返ると思う。

 

理科好きになって欲しければ、親自身も理科を好きになることが手っ取り早い。

 

両親が教育熱心だった故に、苦しんだことももちろんある。けれど、楽しそうに実験していた姿は、よく覚えている。私も、娘たちと一緒にそんな実験をできる日を楽しみにしている。

 

私の娘たち、れーちゃん(6歳)、ワカメちゃん(4歳)には、高度な実験はまだ難しい。あと何年かなぁ。

 

そんな実験よりも、今は「早く○○しなさい!!」と怒ってる時間がほとんどなんだけども。

 

あ、ちなみに。

 

理科大好き教育を施したからといって、子供たち全員が理系になるわけではない。私の姉の一人は文系です。文系の姉も、母による家庭内実験は楽しい記憶として残っている様。

 

親がいくら何を意図しても、その子の個性がある。

 

親ができることって、自分が楽しんです姿を見せることだけなのかなー、とも思ったり。

 

それにしても、化学者の親とは、不思議な環境に居たのだな、と思う。

 

両親は液体窒素を保管する容器をワインクーラー替わりにしていたり、重曹の容器にNaHCO3 とラベルを貼ったり。

 

そんな家だと、理科に興味を持たないのは、ちょっと無理かもしれない苦笑。