先週の土曜日、テレビで機関車トーマスを見ました。イギリスに6年住んでいた私には、トーマスに出てくる世界観は少し懐かしい感じがします。
トーマスって子ども向けアニメなのに、結構厳しい現実を教訓的に教えるような話が多いです。イギリス人ってのはブラックユーモアや皮肉が大好きで、子どもだからといって明らかに嘘っぽいおとぎ話じゃないものも多い。普通に大人が愚痴ってそうな話が子ども向けの絵本に出てきたりするのがイギリス。
イギリスの友人の実家のトイレにとある「イギリスの王様、女王様たち」という絵本が置いてあったが、その中身もなかなか皮肉ってた。
アン王女は背が小さくお菓子が大好きで太っていたため棺が正六角形に近かった、とか◯◯王はイギリスの王だったけどドイツから連れてこられたから英語は一言もしゃべれなかったとか、そんなことが子ども向けのかわいい挿絵がある絵本に書いてある。
例えば先週のエピソードでは、車庫前の線路の組み換え部分が壊れちゃって機関車たちのいつもの寝所に行けないというベッド難民になるので寝床を探すという話でした。
「◯◯に空きスペースがあるから、おいでよ!△△にも!」
「◯◯は狹いから嫌、△△は臭いから嫌」
こう誘われてもどの場所に対してもいちゃもんをつけて、仲間の機関車の寝床を横取りした子は、故障のため寝床から出ることもできず丸一日立ち往生する、という話でした。
- 横取りなんてすると良くないよ!
- いちゃもんばっかりつけて愚痴行っててありがたみを忘れると良くない目に会うよ
作者はこんなことを子供たちに分かって欲しかったのでしょうか。丸一日立ち往生して誰の役にも立てないなんて、仕打ちがシビアだなぁ、と思ってみてました。
長女れーちゃん(2歳10ヶ月)はそれを見てどう感じたのでしょうか。それはわからないけど、線が沢山交わってる所を見るとトーマスを思い出すよう。
自分の手のシワ(手相)をみて言うのです。
「ここ(生命線)、トーマスが通る所ね!」
「こっち(感情線)はパーシーかな?」
手相を見てトーマスの線路に思いを馳せる。これは子どもならではの発想だ、かわいいなぁ。
テレビのみすぎはよくないけど、時間はある程度制限して親子共々こうやって楽しめるなんて、れーちゃんも成長したな。