8割は子育て日記(たまに地獄絵図)を書いてます。今回は全く関係のない「色気」について。
皆様が、色気を感じるときってどんなときでしょうか?
色気0(に近い)な人が、急に色っぽく見えたり。果たしてなぜだったのか?を考えてみた。
物語の続きが気になる!みたいなハラハラドキドキする小説やドラマを楽しむ余裕がなくなって早幾年。(水戸黄門ばりの勝ちパターンが決まってるドクター X みたいなドラマは別)。
心の老化ですね。できるだけハラハラしたくない。
が、先クールは珍しく連続ドラマ「昭和元禄落語心中」を見てた。私は昔から主演の岡田将生さん(以下敬称略)の顔が好きで、話の内容がどうであれ、美形を眺めるというだけで私にとっては充分なエンターテイメントだった。
ドラマ「昭和元禄落語心中」では、岡田将生は10代から70代までを演じてました。
キレイなお肌に彫刻並みに整った顔立ち、溢れ出る清潔感。岡田将生の顔はすごく好きだが、色気って感じたことがなかった。
このドラマで初めて色気を感じた。それは彼が60代を演じているシーンにて。全然お色家シーンではなかった。
春の雪の季節。おじいさんともおじさんとも言えない妙齢の白髪混じりの男性が、しなびた灰色の着物を着て、かけた老眼鏡を少しだけ下にずらして三味線を弾いている。その姿に、なぜか色気を感じた。
この色気は一体どこから来たのか。
「おまえの落語には隙がねぇ。色気ってのは隙が生まれるんだ」
岡田将生演じる落語家の師匠が、若き頃に語った言葉が、私の頭をよぎった。
メガネがずれたり、カッコ良すぎる服装や髪型でないことが、色気を呼ぶ隙間を作ったのか?
男女問わず隙がない人は、色気って感じない。美形過ぎると隙を作るのは難しいのかもしれない。
洗練された美しいものが少しだけ崩れたり、乱れたりする。わざと乱すのではなく、「結果そうなってしまった」位の自然な感じがベスト。
これはあくまで私の嗜好です。隙がない美男美女が好き!って方もいるし、美の定義ってのは人によって違う。
されど、私の嗜好ってのは考えれば考えるほど贅沢なものだ。
結婚して 5年。以前よりもスクリーンの向こう側に、興味を持つようになったなぁ…