「なんでもまんべんなく、好き嫌いなく食べてほしい」
子育てしてる親御さんであれば、ほとんどの方はそう思うでしょうか。
理想的にはそりゃ何でも食べてくれたらいいですよね。
でもね、私はね、好き嫌いがあっても良いと思うんです。
どんな子供だって、親を困らせたくて「あれ嫌い」「これ嫌い」と言うわけじゃない。
体がアレルギー反応するほどでなくても、とにかく嫌いな食べ物ってあります。
「残さず全部食べなさい!」
子供時代にとにかく野菜が嫌いだった私は、給食などで強制させれられるのは、すっごく嫌いでした。 なんでよ、吐きそうな位嫌いなんだよ。 ちょっといじめられっ子気質もあったのでなおさら、「みんなで食べよう」「全部食べよう」の給食の時間はあまり好きではありませんでした。
給食を残すと罪悪感があるし、怒られたりする。自分で注文したわけでも盛り付けたわけでもないのにね。
「野菜を食べないと大きくなれないよ」
野菜を食べて欲しい一心なのか、こんな脅しも良く聞きます。
でもね、これって嘘です!!
人間は野菜を食べなくても大きくなれます。
私は高校生までは野菜が嫌いでしたが、165センチまでそれなりに丈夫に育ちました。肉と炭水化物だけで成長したと言っても過言ではありません。
成長に必要な栄養素はタンパク質と炭水化物の方が重要って、わかると思います。
まあ…小さい頃は喘息に悩みましたが、丈夫に育ちました。野菜を食べる子供でも喘息になるので、野菜嫌いが喘息に直結したわけでもなし。
ご飯を食べる代わりにお菓子ばっかり食べる、という偏食は確かに感心できませんし、あまり子供のためにはならないと思います。
「あなたのためを思って」
が、単なる押し付けになることも。
子供に野菜を食べてほしくて、小さく刻んだり、ハンバーグに混ぜたり…そんな工夫は我が家でもやります。
そうやって工夫してでも食べてもらいたい。一種子供に対する愛情です。
でもね、そうやっても食べない時はあります。その時は諦めます。強制したら野菜が嫌いになるどころか、食事自体が楽しいものじゃなくなっちゃう。
豚肉嫌いっていう子供が居ても取り沙汰されないし、牛肉を食べたからと言って褒められたりしない。
なんで野菜嫌いだけ注意されて、野菜を食べる
褒められるのか。釈然としない。
子供ながらに、私はそんなことを思っていた。
れーちゃんは結構食に対してこだわりが強く、しかも保守的なので新しい食材やお料理には抵抗が強い。偏食!うー、さすが私の子だ。
そりゃーバランス良く色々食べてほしい。でもそれよりも何よりもお食事が楽しいものだ、と思って欲しい。
野菜を食べる時もあるし、食べる野菜もある。ゼロじゃない。
代わりにお菓子やジャンクフードばかり与えるんじゃくて、ちゃんとお米やタンパク質は食べるしそれで良いかな。
私自身も野菜嫌いで、それでも165cmまで育ちました。
れーちゃんも野菜はあんまり食べませんが、毎月身長が1cm伸びてます。2年ほど保育園に行ってますが、お熱でお迎えに行ったのは数えるほどの丈夫さ。
野菜嫌いでも、死にはしません。必要ならいつかは食べるようになります。※私は、留学先で食べれようになりました。だって野菜以外に脂っこくない食べ物がないんだもん…
野菜がなくても子は育つ。
あればなお良し。
子供が野菜を食べないから、と言って考えすぎてしまうお母さんが減りますように!