打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

子供との会話のために気をつけてること:わざと分からない振りをする 

これーーー!これーーーー!!!!

 

まだ単語しか喋れない、または語彙が少ない段階の子供はこんな発言を頻繁にします。

 

最近は「これー!」だけじゃなくて「あの細いやつ!」はなどと形容詞も使える時も出てきたけどまだまだ。 

 

 

 子供の「これ」が何を示してるか、わかっていても、私はわからない振りをします。

 

 「これってどれかな?○○のことかな?」

「○○が欲しかったのね。これは○○って言うのよ」

 

私はこうやって、わざと一度分からない振りをする。すぐに伝わらないから愚図るし、一手間増えるけど、○○という新しい言葉を習得する。

 

私は子育てというのは、形が違えど全て親離れのためのことだと思っている。

 

親は日頃から子供を観察している。「これーー!!」みたいな瑣末な言葉を発されても、子供が何を欲してるのかは大抵はわかる。

 

でもね、親以外の人は、そんな風にはわかってくれない。生きていくためには、親以外の人ともコミュケーションを図れることは必須スキル。

 

「相手に伝わるように喋る」って、とても大事。

 

だから、親相手以外にはわからないような発言をした時は、私はわざとわからない振りをする。

 以下のような段階を踏んで、長女れーちゃんはちょっとずつ言えるようになってる。2歳ながらもものすごくお喋りだ。

 

 

第一段階 名詞を覚える

「これー!!」

「これってなぁに?どれのこと?」

 

 

第二段階 動詞を覚える

「パン!!パアァーーン!!」

「パンがどうしたの?パンを食べたいの?」

 

第三段階 動詞を使って、相手にどうして欲しいのか言う

「お水!お水!」

「お水がどうしたの?飲みたいの?じゃあ何て言うのかな?」

「お水ちょうだい!」

 

 

 

こうやって、わからない振りをすることで、「何て伝えれば自分の希望が相手に伝わるのか」というお手本表現を学ぶ。

 

「お水!」

と言われたら、そのままお水をさっさと渡す方が、揉め事も涙もなく面倒臭くないかもしれない。一々愚図らないしね。

 

 

でもね、私はれーちゃんに「お水!」と言ったらお水が出てくる、みたいに思って欲しくない。

醤油!と言えば醤油が出てくると思ってるなんて、亭主関白な昭和な夫みたいだ。母は親であって、小間使いではないのだ。

 

 

「床が汚れてるんだけど!」

と妻が言っても、大概の夫は床掃除をしてくれない。「床が汚れてる」というのは状態の説明であって、「掃除して欲しい」というお願いでもコマンドでもないのだ。 

 

 

「床を掃除して!」と言ったところで、必ず掃除してくれる訳じゃないが、言わない限りやらないよ。男の家事ってそんなもん。(これについては過去記事「夫が家事をしても出来がイマイチ?」を見てください)

 ※そうじゃないご主人もいらっしゃいますよね!あくまで私が知る大概の男性の話です。

 

たとえね、子供がまだまだ喋れなくても、代わりに親が喋って言葉を教えるって大事だと思う。

 

保育園でももちろん、色んな語彙を覚えてくるし、先生の正しい言葉遣いも覚えてくる。でもやっぱり家庭でないと身につかない何か、もあると思う。

 

またまた「2歳児に何を期待してるの」と言われそうな話ですが、教え続ければそういう風になって行く。

 

 

おかげで2歳だけど、お喋り上手になってきたれーちゃん。まだまだ赤ちゃんな所もあるけど、大分接しやすくなった。

 

ちょっとの面倒を積み重ねることが、実は一番の近道なのかもしれない。