我が家の長女れーちゃんは結構なあまのじゃく。産院のママをお見舞いに来た際、ママが家にいないことを拗ねて「やだ、帰る。ママいらない」とのたまったり。
「これは○○って言うのよ」
れーちゃんに単語を教えるとき、私はこうやって語りかけている。
「これはチェーンって言うのよ」
「チェーン・・・・じゃないの!」
おい、発音できてるじゃん。しかもなぜ否定する。
れーちゃんは、あまのじゃくな性格だからなのか、イヤイヤ言ってる魔の二歳児だからなのか、6割くらいこんな感じ。
とある日の夕方、主人が仕事の話をしてまして。
夫「○○って会社は単年度予算らしくて」
れーちゃん「たんねんどよさんじゃないの!」
おぉお!?2歳児れーちゃん。まさかの「単年度予算」って言える。
れーちゃん史上、発音できた一番長くて難しい単語は「かんぼうちょうかん」だったが(ニュースを見ながらの聞いた単語)、その記録更新。
単年度予算
その意味もわからないだろうけど、言えました。
「単年度予算じゃないの」
そうだね、れーちゃんが居る所で、そんな話してる場合じゃないよね。れーちゃんの話をしよう。
れーちゃん、貴女はあまのじゃくかもしれない。けど、あまのじゃくさが「単年度予算じゃないの」と言わせたわけではなく、自分が理解できない話をされたから「違う話をしてよ」という気持ちからこう言ったんだね。
きっとこれからも、子供がきちんとは理解できないような難しい話を、子供の前でしてしまう時は沢山ある。大人同士でできる会話もないと、しんどい。乳幼児の子育て中って、大人との会話に飢える。
それと同じような感覚で「違う話しないで〜」ってれーちゃんは思ったのかな。
長女れーちゃんは喋り始めたばかり。次女ワカメちゃんはあーあーうーうー言ったり泣いたり、正直二人共、大人のような会話は楽しめない。乳幼児を育ててると毎日思う。早く人間になって欲しい。
早く人間になって、いろんな難しい会話もしてみたい。子供たちと人生哲学やお友達や勉強のお話、色々話してみたい。
そうできるようなったら、今この乳幼児の間にしかない可愛さや難しさを懐かしく思うのかな。