先月、我が家は病魔に襲われました。胃腸炎の月は質の悪い風邪ウィルスに。
長女れーちゃんは、丸 3 日ほど熱が下がらず、その後ワカメちゃんも高熱 & 結構悪化しました。
誰かに愚痴を聞いてもらいたい。でも看病子守でそれどころではない。看病期間は唯一愚痴を言える相手は、主人だったけど、それは主人に対する苦情も多くあり、同じ苦境を対応している同志に愚痴って…まあ、よくない展開になりました。
なので、この場で多少の愚痴と、今回の病魔を経て思ったことを、徒然なるままに綴ります。
二人育児で辛いのは、二人の風邪っぴきタイムに時差があること。そして看病続きの疲れから、漏れなく私にも感染する。
つまり、仕事にせよ、家事にせよ、日常生活に支障の出る日数が三倍になってる。
それなりの金額も払って、病児保育の業者と契約もしてるんですが、インフル大流行中につき、病児保育シッターさんも出払っていたり(万事休す)、れーちゃんが治ったと思ったらワカメちゃんはもっと悪化したり、夫婦喧嘩が増えたり、とってもしんどい月でした。
夫婦の子供なんだから、父母二人共看病をするのは当たり前なのですが、今回は私に負担が偏ってしまいました。
「子供病気すると大変よね」って愚痴を言い合える相手がいればまだ良かったのかもしれませんが、看病しつつ子供が昼寝したら在宅でなんとかマストな家事や仕事をこなしつつ…ってしてると愚痴る相手も暇もありませんでした。
だから、謝罪対象でも何かのお願い対象でもない対等な立場でいられる夫が帰宅すると、どうしても愚痴りたくなる。その愚痴って「なんで今回は私の負担のがこんなに大きいのよ!」という主人ご本人様に関する愚痴。そりゃ主人も聞きたくないから喧嘩に繋がる。
どっちのが大変論争ほど無駄なものもない。わかっちゃいるけど、私一人の心の中だけでは処理しきれず、そういう相手も探せず、人に謝ってばかりで…
病院でぐったりしているワカメちゃんを見たときは本当に心配で、私自身も涙が止まらなかった。ワカメちゃんの状態がすごく悪かったので、れーちゃんには厳しく当たってしまい、病み上がりなのにいっぱい我慢させてしまった。
自分はもの凄く色んな調整をして、色んなことを人にお願いして、謝罪して、めちゃ頑張ってるのに、なんだかやるせない気持ちになった。看病で落ち着いて眠れもしないから、自分も風邪が伝染るし(現在進行形)。
溜まりに溜まった不満とも不機嫌とも言えない、とにかく「なんか嫌だな」という気持ち。吐き出すこともできずに居て辛かったが、子どもたちの健康が戻りつつある今、ようやく落ち着いてきた。
いやー、吐き出すってのは大事なんですね。病魔がとりあえず去った今、こうしてブログなんて書けてますが、苦悩の真っ只中はそれを言語化するほど頭が整理されていない。吐き出すこともできないので、「理由はわからないが嫌だな…」という気持ちだけが増幅していく。
自分の心の内を文字情報に起こす、って結構難しい作業だと思う。時間もかかるし、ある程度心も頭も整理してからでないと言語化は難しい。
大人の私ですら、こう感じるのだ。子どもたちは一体どれほどのモヤモヤを抱えているのかな。それを思うと、私の子供時代の傷がうずく。
ちょっと前までぐったりして身動きを取らなかったワカメちゃん。わざと逃げ回り、服を着替えさせるのに、私が走って確保する。そんな「あーなんで逃げるのよ!!」とちょっとイライラする光景が、思わせてくれた。
「日常が帰って来たのだ」と。
とりあえず、新たな感染症予防のために、我が家はめちゃくちゃ加湿している。いつか、湿気で壁紙剥がれるんじゃないか。
壁紙くらい剥がれてもいいから、健康でいたい。