打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

プラットフォーマーの道徳観

昨今、様々な便利サービスがある。

 

ネット予約システム、ネットスーパー、なんちゃらオンデマンド、私もこの科学の進歩と便利さにあやかっております。

 

どんなに便利だとしても、使ってはいけないサービスがある。先日街中で出会ったとある光景を見て、「これだけは絶対に使うべからず」と私が心に決めたものがありました。

 

 

その名はウー〇ー イー〇。

 

食べ物を調理した店舗や会社のスタッフではなく、まるで別人が運ぶデリバリーサービスです。

 

ウー〇ーのロゴを背負った自転車配達員を見かけるのは日常茶飯事。便利そうなサービスだし、いつかは私も使ってみたいな、と思っていたが、もう辞めたくなった。

 

先日見かけた配達員は、煙草を吸いながら自転車で走りながら、スマホをいじっていた。

 

スマホ✕自転車(スタンド無しの手持ち)、

歩き煙草ならぬ自転車煙草、

 

どちらも良いとは言えないもの。それの組み合わせ!!いずれも、罪のない人を巻き込んだ事故や怪我を生む可能性が高い。

 

自分が便利なサービスを使うことで、こんな不道徳かつ人々を危険に晒す人を街中に放出してしまう。こりゃ遺憾!

 

 

もちろん、配達員全員がそんなマナー違反の人ばかりではないでしょう。されど、ウー〇ーイー〇を使うことで、私の知らない誰かに危険が発生するかも。

 

自分一人の便利さと、誰かの命だったら、そりゃ命の方がずっと重い。命より重いものなんてない。

 

歩き煙草や自転車煙草による火傷被害に会いやすいのは小さな子どもたち。我が子がそんな目に合うかと思うと、私はそいつを許せない。

 

便利さを求めて、ここまで科学は進歩してきた。しかし、便利さ以上に大事なもの。命を守るための秩序や倫理観を犠牲にしてはならない、と強く思った。

 

※もちろん、倫理観は大事ですが、命より優先すべきものではない、と私は考えています。忌み嫌う商品やサービスでも、自分の命を助けるものであれば使います

 

 

ずさんな管理で、非倫理的な人物を自転車で走らせても、プラットフォーマーは儲かる、みたいな仕組みも好きじゃない。

 

ネットを使って予約できる民泊も、確かに便利。私も使ったことがあるし、かなり快適でした。メルカリみたいなフリーマーケットアプリもとても便利。

 

今流行りのプラットフォームは、便利である。だから利用者も多い。不特定多数の人が、宿を貸したり、人や食べ物を運んだりする。その不特定多数が誰なのか、どんな人なのか、一企業が把握しきれるはずもない。

 

この世の全ての人は、良い人である。プラットフォーマービジネスは、性善説を前提に成り立っている。

 

されど、この世には悪い人もいる。

 

民泊周りの詐欺師、民泊に来た人に性犯罪した人、子供が欲しくて仕方ない人達に何の科学的根拠もない妊娠米を売りつける人、今回私が見たように煙草自転車の配達員、無害を偽った有害動画をアップロードする人。

 

こういう悪い人たちの出現を防ぐために、全てのプラットフォーマーサービスを停止するのは非現実的ではある。

プラットフォーマーがいなくなっても、悪いを考える人たちは消えない。プラットフォーマーそのものが消えて欲しいとは思わない。私もその恩恵にあやかっているし、ある意味で一番その恩恵を受けていた立場でもあった。

 

プラットフォーマーに消えて欲しいのではない。変わって欲しい。気づいて欲しい。プラットフォーマーにも、私を含むこれらを使う人々にも。

 

私は、プラットフォーマーに、もっと強い倫理観を持ってサービスに携わる人間を管理してほしい。

 

プラットフォーマー社員の多くは、性善説で生きているエリートであり、人を騙して儲ける必要のない程の報酬を得ている。だからこそ、悪い人たちの心理や行動が理解できないのかもしれない。

 

しかし、「自分たちは性善説だったので、悪い人たちの真意に気づきませんでした」では済まされない。その「悪い人たち」を使って自らの利益を手にしているのだから。

 

今まで自分が手にしていた給料は、一体どれくらいが悪い人経由だったのだろう。90%以上は、良い人経由だと思う。私は誰かを騙したことはないが、人知れずどこかで誰かの悪行の手助けしてしまっていなかったのか。

 

安価で雇った人を使って利益を得る。その裏で何が起きるのか、というのは資本主義の暗黒部分。グローバル化とはなんだったのか。便利になった反面より効率的に弱き者たちから搾取できるようになっただけなのではないか…なんて考えてしまう。

 

グローバル化か飽和状態になったら、次は一体どうなるのか。きっとこれから数十年の間にそれを目撃することになる。

 

そこにはどんな世界があるのかしら。