打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

留学体験記:留学準備は「いい加減」だった

留学体験記シリーズ、今日は「留学準備編」です。

 

1年コッキリで帰国するつもりが、英国での教育方法に魅せられ、私は6年も居座りました。最終的には大学院まで勉強したイギリス留学でしたが、最初の目的は単なる「人生経験のため」だったので、大した準備はしていませんでした。

 

唯一やっていたのは、留学斡旋業のプログラム担当から出されていた英語の課題です。日本の学校の宿題と違い、自分で1-10まである課題の提出期限を設けて、出発する時期までにすべてを終了するという方式でした。イギリスに行くグループの出発時期は夏と決まっていましたが、留学に申し込む時期が人によって違うので、各自の提出期限が変わるという理由からだったでしょう。ここでもそれなりの自己責任と計画性が問われました。

 

「教科書◯◯ページを読んで来て」

 

日本の中高で出されるような英語の宿題ってこんな感じだったかなぁ。(10年以上前のことなのでウル覚え・・・・)留学用に用意された宿題はともかくも記述問題が多かった。

 

「この時作者は何を伝えたかったのでしょうか」

テスト問題によくあるこういう質問。私は苦手でした。「そんなん作者に聞いたらいいやん」って思ってたし、そもそも出題者が用意している答えが作者の意図と一致してるとも限らん。

 

この留学プログラムの課題は、自分の考えや経験を元に英語で文章を書くことが多かった。

 

「あなたはどう思いましたか」

 

こういう質問って、日本の試験問題にはない。答えは十人十色で、採点が難しいからなのかなぁ?採点者の利便性のために問題をいじるってどうなんだろう・・・・生徒のための採点方法じゃないなぁ、とイギリス式の勉強を知っている私は、今ならそう感じます。

 

ごめんなさい、脱線しました!

留学前準備として、せっかく面白い課題を出してくれた留学プログラムでしたが、私は結構「いい加減」にやってました。「いい加減」というのは辞書などはほとんど見ずにちゃっちゃか進めてました。「文法違うかも」とかはほぼ気にせず(笑)

 

言い訳は「高校生は忙しいのよ!!」です。学校の勉強に、部活に、応援団の練習に、文化祭の委員会やらで忙しい高校生でした。留学の準備だけやってる訳には行かなかったんです。

 

だから、スキマ時間に適当に、調べすぎずに課題をこなしてました。

 

案外これが良かったのかもしれない。毎日の英会話に必要なのはその場で

瞬時に対応する能力であり、用意周到に完璧に調べて練習して挑むものじゃないから。

 

だからと言って、「じゃあ何の勉強もしなくていい♪」ってわけじゃないです。

基礎英語力(語彙やある程度の文法力)があってこそ、瞬時に対応する能力も高まります。運動する上での基礎体力みたいなものです。ある程度きちんとお勉強はしましょう。

 

「私の文法間違ってるかも・・・・」と思うのは辞めました。どうせ間違ってるから(笑)

 

100%の自信がなくてもとりあえず、知っている単語や慣用句を使ってみる。

間違ってたら親切な人が「それは違うよ」と教えてくれます。使って見なけりゃ訂正してもらう機会すらない。

 

留学準備のための課題には、私の文章がみっちり詰まってました。そして返却時には毎回沢山の赤ペンが入っていた。渡英してからも、親切なネイティブが赤ペンを入れるかのように色々と教えてくれた。

 

「とりあえず知ってる単語を、慣用句を使ってみる」

この精神がよかったのかな、と思います。