今月のとある日、我が家の長女れーちゃんがお誕生日を迎えました。4歳。
3月生まれのれーちゃんは、同級生のお友達はみんなお兄さんお姉さん。同じだけど同じじゃない。まだきっとその理由がわからずに過ごしていると思う。
去年は言ってた。
「早く 3 歳になりたい」
今年も言ってた。
「早く 4 歳になりたい。」
いつもいつも、精一杯、お友達の背中を追いかけてる。
「あと 3 回寝たら 4 歳だね」
「あと 2 回寝たら 4 歳だね」
「明日で4歳だね」
毎日のようにカウントダウンしていた。
誕生日が来たら、年を取る。もう、3歳のれーちゃんには会えないんだ。そう思うと、早く人間になってほしくて仕方なくて、全く子供の成長を寂しく思わない私でも、なんだか涙が出てきた。
れーちゃんが生まれた頃、初めての育児でてんわやんわだった。ろくに眠れずこんなに育児って大変だったとは知らなかった!と思うことの連続だった。きっとそれはこれからも続く。
「いつまでこんなに大変なんだろう…」終わりが見えなくて永遠かのように思える日々もあった。振り返るとあれから 4 年も経ったなんて、なんだか信じられない。
首も据わらなかったあの子が、今は走ったり歌ったりお手伝いしたり。人間ってのは短期間でも無限に成長できる、とれーちゃんは見せてくれた。
産後うつになったり、育児ノイローゼ気味に病んだり、復職したり、もう一度妊娠したり。この 4 年間本当に色んなことがあった。
「育児は育自」とは、本当にそうだなって思う。れーちゃんを育ててはいるんだけど、それよりも、れーちゃんが私(ママ)に成長するチャンスを沢山くれてる。
〇〇してくれてありがとう。
お手伝いしてくれた時、言うことを聞いてくれたとき(完全に親の都合だな^^;)、そんな風に言う場面も多々。
でも、本当に一番、れーちゃんに伝えたいことはなんだろう?って考えたときに浮かぶのは
生まれて来てくれてありがとう
そこに居てくれてありがとう
なんです。れーちゃんが良い子で幸せだし、かわいくて幸せだし、元気でいてくれて幸せ。
それだけでは子育ては成り立たなくて、「キーー!!かわいくない!!」とか「なぜ?(イラッ)」、「お熱早く下がるといいね」とか、そういうこともある。そういうことのが多いかもしれない。
この悩みだって幸せだって、親になったからこそ巡り会えるもの。独り身だったら、ママじゃなかったら、見えない景色を沢山見れる。こんなにも濃い体験をさせてくれるものってそうはない。
れーちゃんのおかげだよ。
れーちゃん、4 歳のお誕生日おめでとう。
これからますます人生が楽しくなるね。いつかは親元から旅立つ日が来る。「早く大人になってくれ」ばかり思っていたのに、いつか来る巣立ちの日が、そう遠くない未来かもしれない気がしてきた。
最初の 15 年くらいは、ママやパパとその時間を共有させてね。
半分くらいはママは怒ってるかもしれない。母親ってのつい子供を怒ることに罪悪感を感じてしまいがち。大丈夫、母親だって怒りは感じる。喜怒哀楽の他の感情を感じるためにも、怒りは必要だから、大丈夫。
れーちゃん、こんな気付きもくれて、本当にありがとう。
4 歳、おめでとう!