打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

初めてのミルクティー

初めて遭遇した物は、それが良いものであれば須らく良い印象に、悪いものであれば悪い印象になりやすい。

 

初めては何事も肝要。

 

たまたま、今日はこだわって紅茶を淹れた。ティーバッグではないちょっと高級な紅茶葉、温めたティーポット、温めた上品なティーカップ、先に入れた牛乳の上に注ぐ熱々の紅茶。

 

私よりも主人よりも、長女れーちゃんが、その美味しさに魅了された様子。

 

れーちゃんの初めての紅茶が、ママこだわりの美味しい紅茶だったのが、なんだか嬉しい。

 

普通のティーカップでは、れーちゃんには大きい。ゆえ、エスプレッソカップに彼女用のミルクティーを。白、赤紫、金色の柄が入るその少しオリエンタルなカップは、れーちゃんの今日のお洋服の色と重なり、なんだか絵になった。

 

オリエンタルな食器にミルクティー。私はイギリス時代を思い出した。あの時は、やたらと紅茶を飲んでたっけ。

 

イギリスに住んでいた当時は、紅茶を飲む頻度が多かった。人の家に遊びに行けば、出されるのは熱い紅茶。

濃いめの紅茶に牛乳をたっぷり入れるのが好きだった。イギリスのスーパーでは青いラベルで「whole milk」と売られる脂肪分高めの牛乳が私のお気に入りだった。

 

そして、イギリス人のエリート層は少し東洋的な食器が大好きなのだ。

 

イギリスに住んでいた当初、住み始めは特に、やたらと紅茶を飲んだ。言葉を理解するには、彼らのように喋るようになるには、イギリス人の生活そのものを真似しようと決意した私には、必要不可欠な習慣だった。

 

一時帰国して歯医者に行けば、色素沈着で歯が黄ばんでることがよくわかったり。歯の黄ばみは、私がどれだけイギリス風にかぶれて行ったかを可視化するものでもあったかもしれない。

 

初めての紅茶を飲んだれーちゃん。本格的な淹れ方で、美しい食器で。最高のコンディションで淹れた紅茶を飲んだことで、れーちゃんの中では「紅茶=美味しい」という認識ができあがった。

 

  • 最初に口にするものは、本物であること
  • 食器などの外見にこだわる

これって大事なことなんだなー、としみじみ実感。

 

そこまで私が愛したイギリスの国民的な飲み物を、私の娘が気に入ってくれたとは、なわだかとても嬉しい。

 

ミルクティーに魅了されたれーちゃんは、一体何杯をおかわりしたのか。小さいエスプレッソカップに波々とミルクティーを注ぐ。満面の笑みでそれを飲み、「気に入った」と少し偉そうに言う

 

お茶の利尿作用は凄まじく、トイレ地獄が待っているとは知らずに、ミルクティーをすする。

 

 

追記 

トイレ地獄だけでなく、カフェインによる不眠地獄も待っていた。