打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

見栄えのする建前よりも、クソみたいな本音の方が良い!

本音と建前って言葉があります。私は建前って大嫌いです。

 

本音を語ると、自分が了見も心も狹く徳の低い人間に見えたとしても、本音を言われる方が私は好きです。

夫と長女に言われたちょっとした建前を、私は「それは建前で本心はそうじゃない」とわかった時、そう思ったのです。

 

長女れーちゃんは2歳10ヶ月。3歳も目前。教えてもいないのに、嘘もつけるようになってます。これも成長。ただ、嘘は嘘ってバレる、ということを教えるのは親としての義務と思っている。

 

シーン1 :長女の、妹に対するジェラシー

状況:長女れーちゃんの朝食中、次女ワカメちゃんが絵本で遊んでいる。

れーちゃんの発言:「ワカメちゃんはこれからお外に行くから、ら、えっと、絵本は…」

れーちゃんの本音:今、自分がその絵本を使いたいわけじゃないけど、妹に絵本を取られてるのは嫌。

 

 

「私の絵本を取られたくない!」

れーちゃん、本音を言っていいんだよ。下手な言い訳しなくていいよ。むしろ聞き苦しいからしないでくれ。

 

絵本を取られたくない、なんて言ってるなんて、自分は優しいお姉さんじゃない気がして、嫌なんだね。

でもね、その気持ちだけで十分なんだよ。

 

「絵本を取られたくない」という本音を言った所で、それが現実に叶うとは限らない。けど、言うなら本音を言おう。言いたくないようなことなら、黙っていればいいのだ。

 

違うことを言う必要はない。

 

 

「ワカメちゃんはこれからお外に行くから 、(裏というか本音メッセージ:だから絵本は要らないでしょ?」

 

こんな嘘…というか建前を言ったとしよう。

 

もしワカメちゃんが外出しないことになれば、ワカメちゃんは絵本を読み続けて良いことになる。そして、自分はそれを許したことになるのではないか。

 

シーン2:夫がつくつまらない嘘や建前

 

これは私の個人的な思考です。私は夫婦で一緒のタイミングで床に入り眠るのが好きです。ワカメちゃんの夜泣きがあるかもだし、夫に構わず先に就寝する方が賢い…とは思うけど、でも一緒に寝たいから待ってることが多いんです。

 

とある日、いつものように私はそうして待ってたのです。

 

私:もうそろそろ寝ないの?

夫:んー、今お腹痛いから

私: そう?(さすがに遅くなってたので、私は諦めて寝ました)

 

私は筋金入りの不眠症で、寝付きも悪いし、子供が泣いてようがスースー寝てようが途中覚醒します。

 

ふ、と起きたとき、最後の夫婦の会話から明らかに何時間も経ってるのに、夫はソファーでスマ放題。

 

「お腹痛いからまだ寝れないんじゃなかったの?スマホやりたかったの?」

 

そこから真夜中の喧嘩スタート。

 

最初から「一人でスマホで遊びたいから、先に寝ててくれ」と言われれば、こんな喧嘩にはならなかった。

 

本音はこれ。「お腹痛いから」は建前。

じゃなきゃ腹痛が解消されたなら寝室に来ていたはずだ。

 

 

スマホで遊びたいから妻も子供もほっぽらかして先に寝ててもらいたい

確かにこれじゃ、ちょっと感じの悪い夫かもしれない。

 

「お腹痛いから、まだ寝れない」なんて言ってる方が良い夫っぽくなれる。

 

 

 

たとえれーちゃんが、妹に絵本を気持ちよく譲れるほど大人でなくても、主人がスマホやりたいから妻や子供をほっぽりたい時があっても、それがたとえ良くないことでも、それは仕方ないこと。

 

妙な建前を作ってたり、言い訳したりするから誤解を招く。

 

私はね、私もクソみたいな所あるよ。短気で、気が強いくせに打たれ弱くて。だからって、家族は私を嫌いなわけじゃない。

 

娘や夫にクソみたいな所があったからって、それは彼らを愛することを私はやめないと思うんだ。

 

 

クソみたいだっていいじゃない。

カッコつけないで良いじゃない。

 

建前じゃなくて、本音を言いましょ。

人にとてもとても言いたくないような本音なら、せめて黙ってましょ。

 

人が怒るポイントは様々。主人よ、娘たちよ。あなたの妻は、母は、「カッコつけるために偽る」とか「見栄えがいいからって思ってもないことを言うこと」が大嫌いなのだ。

 

「ダイバーシティを受け入れます!」なんて声高に言ってるのを見て一種の嫌悪感を覚えるのは、こういうことか。

 

 

カッコ悪くたって、見栄えが悪くたって、あなたはあなた。私は私。

 

書いてたらわかった。なんで私がこの「偽り」が嫌いなのか。私も、ありのままな状態を認めたいから、認めてもらいたいからなんだなーと。

 

 

本音を言うのって、その時は恥ずかしいかもしれない。

 

本音しか言わないで生きてたら、打たれ弱くなっちゃったけど、私は私を誇れる。