曇りなき眼で世の中を見る子供の発言は面白い。
先日、長女れーちゃん(5歳)と次女ワカメちゃん(2歳)と「天空の城ラピュタ」を見た。
れーちゃんってば、とあるシーンで、シータとパズーを注意してた。
再びラピュタネタです。
問題のシーンとは、地下に逃げ込んだパズーとシータが、目玉焼きが乗っかったトーストを食べる所。
ここは私にとっても印象深いシーン。私の子供時代は、同じく目玉焼きトーストを作り、画面の向こうのパズーとシータと一緒に目玉焼きトーストを食べたりしていた。
れーちゃんは、この二人の食べ方に注意していた。
「パンと一緒に食べないといけないのに、目玉焼きだけを先に食べちゃったよ!!」
と。
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主食を食べずにおかずばかり食べようとする子供に、私は注意するのだ。「ご飯も食べないと!」と。親からのこの注意を聞き過ぎて、パズーとシータも諌めようとしたのか。
ちなみに、「ご飯も食べなさい」と注意されるのは大概妹のワカメちゃんの方。
れーちゃんは好きなものは最後まで取っておくタイプ。
ワカメちゃんは好きなものは最初に全部食べちゃいたいタイプ。
姉妹とは思えないほど性格が対照的な二人。ぶっちゃけ、同級生だったとしたら、れーちゃんとワカメちゃんが仲良くなるとは考えにくいが、喧嘩しながらも二人は仲良し。兄弟の縁は不思議だ。
自分に対する注意でなくても、耳にタコができるほど聞いている言葉は、脳内に刷り込まれているらしい。
アニメの主人公に対してまで、食べ方の注意をするとは…。娘の言動を見て、我が身を振り返る。
私ってばそんなに注意しているのかしらん…親として、果たしてこれでいいのか…(と、きっと永遠に思い続けるだろう。その時のベストを尽くしてもそんなものだと思う)
しかし…緑の常夜灯を見て「飛行石だ!」と言ってたのも、パズーの食べ方を注意するのも同一人物。それが、長女れーちゃん。
きっとれーちゃんは、ちょっとした不正も見逃してくれないに違いない。真面目で安心できるのか、それとも親を注意するようになるという点で不安なのか。
何事にも二面性を感じる春の夜。