打たれ弱いママの徒然日記ー子育てや留学体験記など

打たれ弱いママの日々を綴ります。

親の妄想と子供の現実感

長女れーちゃんは、去年の夏からピアノを習い始めた。もうすぐ人生初の発表会。

 

子供が習い事を頑張ってたりすると、親の楽しい妄想は膨らむ膨らむ!プロのピアニストになれるんじゃないか、とか。

 

私の膨らんだ妄想を、一気に現実に引き戻してくれる聡い発言が、れーちゃんからあった。

 

れーちゃんのピアノの先生の家にはピアノが2台。アップライトとグランドピアノ(しかもSteinway)が1台ずつ。先生のポリシーなのか、ある程度のレベルに達した生徒だけがグランドピアノを奏でるのが許可される。

 

それでも、どの子もグランドピアノが許可される時がある。それ発表会間近!そう、今。正にそのタイミングで、れーちゃんは人生初、グランドピアノを触ったのです。

 

ピアノによる個体差は大きいが、以下の3つは鍵盤の重さがかなり違う。

 

  • 電子ピアノ
  • アップライト
  • グランドピアノ

発表会で使うグランドピアノが一番、鍵盤が重い。それに慣れるためのグランドピアノによるお稽古があった。

 

いつもお家で練習してる電子ピアノとグランドピアノの違いに若干戸惑い、出ない音もあったものの、流石は子供。すぐに慣れて、なんだか良い感じに弾いていた。先生に褒められるほど。

 

そんなお稽古の帰り道、私は妄想していた。

 

「もしれーちゃんが本気でピアノをやることになったら、いつかグランドピアノを買わないとかなぁ♪」

 

もし、プロのピアニストになるなら、自宅にグランドピアノは必要かもしれんが、よほどでない限り、自宅にそんなもんは要らない。

 

そもそも今の家(集合住宅)に置けるはずもない。広い家に引っ越せたら、それも素敵かしら。

 

こんな母親(私)のフワフワした現実味のない妄想をしていたら、れーちゃんが言った。

 

れーちゃんはお家のいつものピアノが好きなの。

 

いつものピアノとは、自宅にあるYAMAHAの電子ピアノ。

Steinwayのグランドピアノに比べたら、雀の涙ほどの値段の電子ピアノ。

 

値段とか、音とか、性能とかに関係なく、れーちゃんは「いつものピアノ」が大好きなのだ。

 

れーちゃんが、習い始めてからずっとずっと弾いているピアノ。電子ピアノだから本物に劣る部分もある。

 

けど、「難しい、できない」と泣いてしまったあの曲も、この曲も、いつもいつも一緒に歩いて来た相棒が、我が家の電子ピアノなのだ。

 

どんな高価なグランドピアノにも敵わない絆が、れーちゃんとピアノの間に存在する。

 

夢心地な事言っとらんと、家にあるもの、いつもお世話になっている物たちに、感謝をしながら大事に使わねば、と我に帰った。

 

将来、グランドピアノが必要かもしれないし、必要じゃないかもしれない。けれど、今、私とれーちゃんを助けてくれているのは、このYAMAHAの電子ピアノなのだ。

 

今、目の前のものを大切にする。

 

理屈で考えない。子供のほうが、聡いのかもしれない。

 

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